変身

変身

SPACの演劇「変身」を観た
小野寺修二さんの演出であり、所々にマイムを使った作品であった
マイムとは身振りと表情で表現する無言劇だ
元々物語の舞台となるのは、グレゴールの家の中なので
比較的狭い設定なのだが、この演劇は
役者の動きが多く、そして舞台の広範囲を使った劇になっていた

作品の特徴は、主人公グレゴールが虫に変身するのだが
その虫の姿はどこにも見せずに、虫のイメージを
マイムなどで表現しているといった斬新な試みだろう
作者カフカもこの「変身」の出版時に、表紙絵を描く画家に対して
虫の絵だけは描かないでくれと注文をしたそうだ

それはこの物語の中の虫のイメージは、画一的にはせず
個々のイメージする虫としたほうが、物語はずっと面白くなるからだ

小説では妹との関係が結構出てくるが、劇内では妹のウエイトは
少なめであった
だが、グレゴールが亡くなった後のラストのシーンで
家族達の言動を観ていたら
小説を読んで感じたものと全く同じ気持ちになった

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