ドリームエイジ 長野重一
私が個人的に最も好きな日本の写真家である
その長野重一さんの代表作であり、日本の写真史においても
大変重要な写真集である「ドリームエイジ」
1960年代は日本の高度経済成長期の真っ只中だ
若き団塊の世代が猛烈に働き、そして日本は猛烈に豊かになっていった
そんな時代を少し引き気味で、冷静に切り取った写真が並ぶ
一見簡単に撮られているようにみえるが、偶然に起こりうる瞬間的な世界を
逃すことなくカメラで捉え、自分の表現として提示することに
どれほどの力量が必要なのかは、経験したことのある人でなければわからない
高度経済成長がもたらした物質的な豊かさと同時に失った
ゆっくりとした時間や心の余裕など様々な思いを
これらの写真から想像することができる
自分の思考回路を駆使して真剣に視て、そして(わかったつもりになって)
また考えることの出来る写真が私はとても好きなのだ




