リチャード3世

リチャード3世

イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる史劇
本は大昔読んだことがあったが、内容はもう全て忘れてしまった
世界中で演じられている人気作品であるが、私は演劇では初めて鑑賞した

まず話の大まかな筋であるが、リチャード3世が、味方や肉親までをも
欺き、殺し、王の座を手に入れる様とその後の転落を描いている
この悪漢を個性的な俳優らは、好んで演じたいと思うのだという

長けた話術と策略で、自身の望みを次々叶えていくのだが
ずる賢く、それでいて勇気もあるし、とぼけも上手いといった
彼は悪の世界の超エリートである

私が今回鑑賞した作品はフランス人のジャン・ランベール=ヴィルドが
演出、主演した作品であるのだが、大きな特徴は
本作品は何と、男女の二人芝居で演じられていることだ

次々に出てくるいろいろなキャラクターを共演者である
女優のロール・ヴォルフが見事に演じ分けていた
ある意味、主役より大変ではないかと思う
全ての役をこなすため、ほぼ全編に登場するし
しかも、何度も登場人物を変えなくてはいけないのだ
これは相当大変だと思う

二人芝居であるが、登場人物は明確で話のテンポも良い
そしてリチャード3世も軽快な動きで、悪漢というより
コミカルで道化師のようだった

そして舞台美術が素晴らしいと思った
奇抜でいておしゃれだし、その機能性と演出効果は正に3人目の役者である
アーティストのステファヌ・ブランケの制作だという
この人は絵本なども創作していて、すでに日本にもファンを持っているらしい
特記しなくてはいけないくらいに才能あふれる作品であった

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