ラブレス
両親に愛してもらえない悲しい子供の話だ
その男の子が下校するシーンから映画が始まる
倒木と雪が厳粛な雰囲気を作る森を、彼が下校していく
両親の離婚に伴い、実子であるにもかかわらずどちらの親にも引き取られず
施設に預けられる予定となってしまった男の子
真夜中というか明け方近く、激しく罵り合う両親の喧嘩の会話から
自分がお荷物で、父親からも母親からも愛されてないことを痛感する
このシーンは、観ている私も相当辛くなったシーンだ
そしてこの両親の身勝手さがとてもリアルなので
ついついどこにでもある話だと思いそうになる
実際、日本でもたくさんある話なのかもしれない
子供が疾走してから両親は必死に探すのだが
その後の捜査で発見されたのは上着だけだ
只、外は雪の降るような寒い時期だ
上着を持たないことは、とても心配な状況になっていると想像できる
やがて身元不明の子供の遺体が発見される
損傷の激しいその遺体を見た時、両親は自分の子ではないと取り乱し
DNA鑑定を拒否した
多分、自分の子供だったのだと思う
最初の下校シーンで森を歩く男の子が紐に木を付け
倒木の枝に引っ掛けたシーンがあった
その紐がラストシーンで風になびいていたが、とても印象的だった




