心と体と
イルディコー・エニェディ監督が18年ぶりに撮った長編映画
2017年第67回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞に輝いた
ブダペスト郊外の食肉処理場が舞台となっている
工場で起きた薬品の盗難事件を受け、職員一人一人に対し
個別に犯人捜しのため事情徴収が行われた
そこで昨日見た夢を聞かれ、同じ鹿の夢を見たことがわかった男女
面談者が口裏を合わせてると思ったほど、話の詳細までが合致している
そんな片手が不自由な中年男と、人とのコミュニケーション力に
やや難のある美しい女のラブストーリーだ
全体を通して映像は、透明な空気感が漂っているようで美しい
ちょうど主人公の女性の雰囲気もそんな感じがする
そして精肉工場という特殊な環境であるので
家畜の生命がやりとりされる映像も、厳かでどことなく緊張感があった
当たり前に感じていることが、この映画の中では特別なことのように
ドラマチックに感じられる
世の中に同じ夢を見る人が、実際に存在するのだろうか?
そんなことを考えたこともなかったし、仮に同じ夢を見た人がいたとしても
普通は知るよしもないだろう
そんな風に考えると、何だかとても素敵なストーリーだ




