ザ・スクエア 思いやりの聖域
ストーリーに込められた意図を全て理解しているのは
おそらく製作者達だけであろう
ある意味、観ている客が試されているような作品だ
主人公は現代アート美術館のキュレーターで離婚歴のあるイケメンだ
仕事は順調で、それなりに成功している
そして自分の子供である女の子2人と高級マンションに暮らしている
そんな男がある朝、出勤途中で事件を装ったスリに遭い
財布とスマホをすられてしまう
そこから彼は携帯のGPS機能を使って自力で犯人を捜すのだが
その後いろいろな問題が起きていく
この映画、細かなところを挙げたらキリがないほど
謎とモヤモヤ感で満たされている
例えばスリに取られたと思っていたカフスが実はポケットにあったり
スラれた財布と携帯がスラれる前と同じ状態で戻ってきたり
彼女の家にチンパンジーが居たりとか
当然何かのメッセージだと思うのだが、私には理解できなかった
いくつか印象に残ったシーンは
マンションにビラを配りに行ったとき、部下と自分の
どちらが配布係をするかを決めようとするシーンでは
お互いの会話が面白かった
そして食事会で猿男が制御不能になって暴れまくったシーンは
とても緊張感があり、見ごたえ十分であった
私は「いい加減早く誰か捕まえろよ!」と思ってしまった
おそらくそれは製作者の術中に、まんまとはまってしまったのだと思う




