万引き家族
ここのところ日本作品では最も注目度の高い作品だろう
2018年第71回カンヌ国際映画祭で最高賞の
パルムドールを受賞した作品である
私は公開予定の1週間前の週末に特別先行上映されていたので
公開より少し前に観た
この作品何といってもキャストに惹かれる
リリー・フランキーと安藤サクラが夫婦を演じ
樹木希林がおばあさんである
これだけでも素晴らしいというしかない
ストーリーはというと、実はあまりしっかりしたものはない
最初からある家族の日常が描かれているのだが
家族構成の説明はなく、最後に加わった女の子の他は
それぞれがどのような間柄かはわからない
あまり裕福でないこの家族は、ばあさんの年金と
夫の日雇いの稼ぎと妻のパート収入と息子の万引き品で
やっとの生活を送っていた
住居は古くて狭いし、生活は苦しいのだが
皆どこか明るく仲がよい
そして家族間の会話は絶えることがない
やがて夫がケガをして仕事に出れなくなってしまう
同じ頃、妻もパートの職を失ってしまう
さらに不幸は重なり、年金頼みのばあさんも死んでしまう
そして息子は盗みがバレ、逃走時に怪我をし入院する
そこからこの偽装家族が一気に壊れるのであった
作品をどのように感じるかは、観る側に委ねているように思える
どこかにありそうな貧困家庭にも見えなくはない
題材は日本としながらも、ストーリーはヨーロッパ映画の
雰囲気をもった作品だと思う




