リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史 静岡展
宮城県気仙沼市にあるリアス・アーク美術館の常設展である
「東日本大震災の記録と津波の災害史」が出張してきて
静岡展が開催されている
会場は静岡市清水文化会館マリナートの1階ギャラリー
入場無料であった
この写真展では、リアス・アーク美術館の学芸員が
震災直後から2年間にわたり行った調査、記録をもとにした
被災現場の写真や被災物から構成されている
「東日本大震災をいかに表現するか、地域の未来のためにどう活かしていくか」
が展示テーマになっている
わたしはこの2年間というある程度のスパン見続けていることと
地元の人々が撮影した写真であるというところが、とても興味深かった
展示されていた写真約110点には全てコメントが添えられており
そのコメントと写真を見ていくと、より状況が把握できた
私の中で印象深かった写真とコメントは
・2011年10月27日 気仙沼市朝日町宮口下公園の写真
10月になった地点でも公園は冠水し、小舟が浮いていた
・2011年3月15日 気仙沼市松崎尾崎馬場の写真
防潮林の松が津波で流され被害を増大させていた
その近くの竹林は津波の被害が全くなかったという
竹のほうが防潮林として優れているのだ
・2011年3月25日 気仙沼市南郷の写真
幅2mの細い堀からでも津波は急激に成長する
特にしっかり整備されたコンクリート側溝の堀ほど
津波は勢いを失わず進行する
結果、海など全く見えない予想もしないような場所で
急激に浸水が始まる
・2011年4月4日 南三陸町歌津伊里前の写真
そこら中が津波被害を受けているのに、港脇の丘にある
稲荷神社は無傷であった
他の被害地の現場でも神社の類は、ほぼ津波をかわしている
これは、立地場所について過去の経験が活かされているに違いない
非常に見ごたえあり、勉強になる展示であった




