酒にまじわれば なぎら健壱
お酒好きで知られるなぎら健壱さんが、ご自身の幅広い経験の中から
お酒にまつわる話を厳選し、綴ったエッセイ集である
1つの話が2ページくらいの短いエッセイとなっており
そんなエッセイが沢山掲載されている
1話が短く読みやすいし、各話にオチもついているので面白い
読んでいて気付くのだが、登場するお店の多彩さだ
かなりボーダレスに広範囲のお店を、さまよわれているのがよくわかる
本の冒頭「はじめに」のところで、知らない店に一見の客として
入るときにどういった基準でお店を選んでいるか?という疑問に
なぎらさんは、佇まいのいい店、すがれた年月を感じる店と答えていた
そういったなぎらさんの経験を生かした基準で入店したとしても
本の中に出てくるような面白い店に遭遇してしまうのだから
酒場は奥が深いとしかいいようがない
あの冗談とも本気ともわからない雰囲気で、なぎらさんが
酒場をさまよう姿を思い浮かべるだけでもニヤニヤしてしまう
中にはホントかよ!っと突っ込みを入れたくなるような話もあった
これはご本人の嗅覚の鋭さが成せるある意味、特技なのかもしれない
私は、一番最初のお話であった、おつまみがハムエッグしかない
居酒屋の話「ハムエッグな夜」と
蕎麦屋で日本酒をおかわりしたら、神棚のパック酒を下ろして
注いでもらったという「神聖なお酒」
ラジオ番組のアナウンサーの女性のお願いでその女性の父親と
二人でお酒を7升飲んだ話「酒マラソン」
が特に面白かった




