アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展
自らも写真家であった収集家アーノルド・ギルバート氏夫妻が
約20年間に収集した写真コレクション(約2000点)を
1986年に京セラ株式会社と稲盛和夫氏が購入し
京都国立近代美術館に寄贈した
それが「ギルバート・コレクション」である
今回はその貴重なコレクションの中から10人の写真家達による
約70点の写真を展示している
場所は、フジフイルム スクエア六本木内で、ありがたいことに
入場無料である
今回の展示のキーワードになっている言葉
「ストレート・フォトグラフィー」とは、19世紀後半までの
写真表現の中心であったピクトリアル写真から決別し、写真独特の
無限にシャープで、質感までもが伝わってくる緻密な描写表現を言う
「近代写真の父」と呼ばれるアルフレッド・スティーグリッツが
提唱した写真表現である
ピクトリアル写真とは、絵画の様式を模した表現であるが
ストレート・フォトグラフィーはそれに反し、カメラやレンズといった
工業製品のメカニズムを生かした写真独自の表現方法だと言える
今回はそんな写真が展示されている
10人の写真家とは、アルフレッド・スティーグリッツをはじめ
イモジェン・カニンガム、エドワード・ウェストン、アンセル・アダムス
ハリー・キャラハン、アーロン・シスキン、ウィン・バロック
ポール・ストランド、ブレッド・ウェストン、マイナー・ホワイトである
私はこの中で4人は知らない写真家であった
個人的には、アンセル・アダムスの静物の写真や
アルフレッド・スティーグリッツの有名な「三等船室」
そしてポール・ストランドの「白いフェンス」が良かった
特にポール・ストランドは、見たいと思って写真集を探したが
非常に高価で買えなかったこともあり、特に嬉しかった
そしてこの展示の横には、今年亡くなられた樹木希林さんに関する
展示も行われており、老若男女問わず大変な賑わいであった
フジフイルムのCMといったらやはり樹木希林さんである
会場ではあの面白いCMの数々が流れていて
皆、懐かしみながら大笑いして眺めていた




