つぶさにミルフィーユ 森博嗣
前々より名古屋に住む友人に勧められていた作家である森博嗣さん
ようやくこのエッセイ集を読むことができた
初めて読んだのだが、特筆すべきは、筆者の物事の本質を見抜く視点である
一言で言えばクレバーであり、常識にも囚われることない
そして文章は簡潔で説得力がある
確かに一般人とは物の見方が違っているので、読中「ハッ」と
気づかされることが多々あった
この本に書かれている100のエッセイの中には
「それはちょっと違うのでは」と思うことも私には多々あった
当然、人はいろいろな考え方をする
だから森さんのように思わないことがあっても自然なことだろう
所々に森さんの人間性も垣間見れて、そこはとても面白い
時として機械のように思えるほどのドライなエッセイもあれば
常識にとらわれない自由な発想のエッセイもある
そして頭がいい人だなあと唸るしかないエッセイもあるのだが
中には、少し(というかだいぶ)奥様に遠慮しているものや
高額の贈り物をファンからもらうのは悪いといった
非常に常識的な考え方のものもある
そんないろいろなエッセイがごちゃ混ぜになっているところが
森さんの人間性を示しているようで私には大変興味深かった




