おかえり、ブルゴーニュへ

おかえり、ブルゴーニュへ

おそらくセドリック・クラピッシュ監督の作品を観るのは初めてだ
この作品は、ワイン作りを通してある3兄弟を描いた
ヒューマンドラマ作品である
あまり知識はないがワイン好きな私にとっては、大変興味深い作品であった

舞台になっているのは世界的なワインの産地である
フランスブルゴーニュ地方
ここでワインを生産するドメーヌの家の3人兄弟が主人公である
この3兄弟がそれぞれ違うキャラクターでありながら
皆憎めない、いい奴たちなのだ

父親に反抗して家を出て旅を続け、現在はオーストラリアで
ワインを生産している勝ち気ではっきりした性格の長男
ワイン造りの才能に溢れているが、まだどこか自信を持てないでいる
勝ち気で男勝りな長女
結婚し、同業者である嫁の家族と暮らしている
兄弟で最も大人しく、優しい次男
本当にどこにでも居そうな普通の兄弟である

物語は父危篤の知らせに、家を飛び出していた長男が
オーストラリアから里帰りするところから始まる
やがて父親は亡くなり、残された兄弟3人は協力し合い
ワインを作るのだった
3人協力し合い、どうしたら良いワインになるかを真剣に
相談しながら作業は続いていった

一方では、父の遺産に対する多額の相続税の工面の問題だとか
長男は離婚問題、長女は醸造家としての方向性、次男は義父問題と
3人の個人的問題も常に付きまとっている
このような悩みは、もはや世界共通なのかもしれないと感じた

やがて収穫祭を迎え、その後に3人の兄弟が一つの回答を出すのだが
とても清々しいラストだと思った

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