オロロ畑でつかまえて
萩原浩のデビュー作で第十回小説すばる新人賞受賞作
私の持っている文庫本は、第24刷であるから
大ヒット作である
これまで荻原さんの小説は数冊読んだのだが
この本の一つ前に読んだ作品が「なかよし小鳩組」である
私はそこで初めてユニバーサル広告社シリーズの存在を
知ってしまったのである
だから通常とは違って、第二作目を先に読んでいる
そして2012年に第三作目の「花のさくら通り」が出ているので
ユニバーサル広告社ものは計3冊あることを知り
第三作目も購入済みである
この作品では、過疎化が進む山奥の田舎の村が舞台である
そんな村の青年会が活性化を期待し、村おこしを企画する
青年会で唯一東京の大学を卒業した慎一が広告関係の仕事をしている
学生時代の友人を頼りに上京する
友人に予算を聞かれ、軽く断られた慎一たちは
まるで磁石に吸い寄せられるようにユニバーサル広告社に
入っていくのだった
私はこのシーンが一番好きなところである
ここまでいけば、もはや話は無茶苦茶になるしかないのである
ある意味「なかよし小鳩組」を先に読んでいたから
ユニバーサル広告社が登場すると「よし 始まるぞ!」と思い
そこからの物語の展開に俄然期待してしまう
本作も感心してしまうほどの人物描写と状況描写であった
そして、作品全体に散りばめられたユーモアで終始楽しく
読むことが出来た
次は「花のさくら通り」を読みたいと思う




