ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

今年はウィーン芸術をテーマとした大々的な美術展が
いくつも日本で開催されている
私は5月に目黒美術館で開催されていた「世紀末ウィーンのグラフィック」展を
観たのだが、クリムトを軸とするウィーン分離派の芸術家の
自由でモダンなデザインが所狭しと展示されていた

1987年に「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という
有名なモットーを掲げて芸術の垣根を取っ払ったウィーン分離派
(オーストリア造形芸術家協会)が立ち上がった
この協会の初代会長で、中心人物であったのがクリムトである

クリムトを含めウィーン分離派の中心人物であった3人
画家のグスタフ・クリムト (1862-1918)
   エゴン・シーレ (1890-1918)
建築家オットー・ヴァーグナー(1841-1918)と、偶然だろうが
皆同じ年に亡くなっている
彼らが没100年ということであるので、最近ここ日本でも
世紀末のウィーンをテーマとした美術展が多いのだと思う

しかもどの展覧会も入場者が多く、盛況だという
私がここを訪れたのは会期終盤になった土曜日の朝一番だったが
入場制限こそはしてなかったけれど、会場に入るともはや観客で一杯であった

会場内は4つの章に分けられ、絵画や建築、工芸、デザイン、ファッションなど
様々な展示がされていた
展示物がとにかく多く、全てを真剣に観ていたらきっと半日くらいは
かかってしまいそうだ
しかも会場内は混んでいるので、要領よく観ていかないといけなかった

私はエゴン・シーレの作品を鑑賞することが、この美術展を観に行った
大きな目的だったのだが、シーレの作品の展示があまりにも少なく
ちょっとがっかりだった
28歳で亡くなったので、現存する作品数が少ないのかと思ったりして
家に帰ってから調べてみたのであるが、現存で300点以上の作品が
あることがわかった

この展覧会のタイトルにも名前があるのだから
もう少し展示点数があるとよかったと思う
今シーレは大変人気が出てきているというから
きっと私と同じようにシーレを楽しみに来館した人は少なくないと思う

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