クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime

クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime

昨日の現代音楽に続き、今日は現代美術の話題である
現代のフランスを代表する作家、クリスチャン・ボルタンスキー
日本国内では彼の過去最大規模の回顧展が開かれている
私が行ったのは国立新美術館であるが、この展覧会は
大阪、東京、長崎の3館共同で開催されており
大阪→東京→長崎の順で開催される
大阪は今年2月~5月に開催されたが、5万人を超える来場者だったという

私が行った東京会場も大勢の人でにぎわっていた
私は日曜日の開館時間近くに行ったのだが、入場制限こそされてはなかったが
すでに展示の先には大勢の人影が見えた
入場者の客層で特に興味深かったことがあるのだが
若者が非常に多く、そしてお年を召した層は本当に少なかった
西洋絵画の美術展とはまるで正反対の客層にかなりびっくりした

私は彼の作品展を見るのは初めてだが、名前は知っていた
そして彼の作品には映像や写真を使ったものが多いことも
何となくだが知っていた
今回の大回顧展は50年にも及ぶ彼の活動の集大成である
様々な作品を、非常に効率よく鑑賞することが出来るとても良い機会だと
前々よりチェックしていた

ちょっと面白かったことは、入場時に来場者には作品情報が
書かれた新聞のような作品リストが配布された
その代わりと言っては何だが、本展覧会では作品タイトルやキャプション
解説などは一切無かった
これは「展覧会を1つの作品のように鑑賞してほしい」という
作家の意思によるものだという

さすが現代美術である
作品ひとつひとつがとてつもなくデカい
そして想像していたとおり写真を使った作品が多かった
その写真作品の多くは、時間の経過や記憶をテーマにしたものが多かった
さらに写真などと組み合わせて電飾を使った作品が非常に多かった
それらは光を生命に見立てたり、光の影を利用した想像力を
駆り立てられるような作品だった

ボルタンスキーは言っている
「私の作品は問題を提起するものであって答えを出すものではありません。
私が提起した問題から触発されて、みなさん自身ご自分で
問題提起していただきたいと思います。」
私は正にこのイメージだったと思った

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