ライド・ライク・ア・ガール

ライド・ライク・ア・ガール

地方の映画館では上映が再開してはいるが、作品が揃わないようで
新作、旧作が混ざり合ったラインナップになっている映画館が
多くなっている
この新作はそんな映画館で観たのだが、上映予定の中には
新作か旧作か私にはわからない作品も少なくなかった
コロナ禍の映画館は、いつにもまして静かだった

この作品はオーストラリア競馬最高の栄誉とされるメルボルンカップで
女性騎手として初めての栄冠を手にしたミシェル・ペインの半生を
映画化した作品である
2019年制作で、当然といえば当然のオーストラリア映画である

ほとんど競馬をしない私でもメルボルンカップの名前ぐらいは知っていた
せっかくだからこのレースについて少し調べてみたのだが、今更ながら
凄いレースなのだということが分かった

南半球最大級の長距離レース
「国の活動を止めるレース」とも言われ、メルボルンがあるヴィクトリア州では
レース当日は祝日となるのだが、他の州でもオフィスや商店が休みに
なるところも多いのだという

レース当日の競馬場は社交の場となり、男性はスーツにネクタイ、女性はドレスと
帽子で着飾り、食事とお酒を飲みながらオシャレを楽しむ
更に競馬場に来場する人だけに留まらず、こうした文化は競馬に詳しくない人にまで
浸透しており、この日はオシャレをして外出するのが一般的になっている
まさにオーストラリア人にとって生活に深く根付いたビッグイベントとなっている

さてやっとここから肝心のストーリーだが、調教師の父をはじめ
兄弟のほとんどが騎手という競馬一家の大家族に10人兄弟の末娘として
この世に生を受けたミシェル・ペイン
生後半年の頃に、交通事故で母を亡くすという不幸に見舞われるが
父や多くの兄弟に囲まれ元気に成長していった
そしてやがてペインは、それが当然のことのように騎手になることを
強く思うようになっていった

騎手になったペインのキャリアは決して順調ではなかった
時代といえばそれまでだが、そこには女性差別も大きいかったし
命を落としかねないような大きな怪我もあった
しかし、それでもペインはやる気と努力と才能で徐々に頭角を現していったのだった
そのあたりが100分程度の短い映画の中に上手く収められていた

そしてレースのシーンには興奮した
特に最後のメルボルンカップのシーンは、かなり力が入った
そして結果は知っていてもペインが1着でゴールした時は、涙を流して
喜んでしまったのだった

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