悪人伝
個人的に好きな俳優であるマ・ドンソク
彼は韓国系アメリカ人だが、これまでの主な活動拠点は韓国であった
しかし、最近では韓国映画にとどまらず、ハリウッド進出を果たした
個人的には、彼だったらきっとハリウッドでも成功すると思っているのだが
そうなったら、今までのように韓国のクライムサスペンス作品に
出演しなくなってしまうかもしれない
などと考えたりすると、今までのまま活動して欲しいと少し思ったりもする
そんなマ・ドンソクだけでなく、この「悪人伝」の作品自体も
シルヴェスター・スタローンの制作でハリウッド・リメイクが
決定しているのだという
韓国映画の実力は十分理解しているつもりだが、改めて韓国の国家戦略である
映画産業が狙い通りに成功していることが感じられる
個性的で存在感のあるマ・ドンソク
彼は、警察からヤクザまで様々な役を演じることができる
演じることが難しいと思えるのは、普通の人の役くらいだろう
これまでいろいろな役を見てきたが、個人的に彼が生きる役は
「新感染 ファイナル・エクスプレス」で演じた労働者や
「ファイティン!」のアームレスリング選手など、どこかに弱味を
持った人だと思っている
強面なのに、悲しい表情や笑顔など実に表情豊かで魅力的であるので
ヤクザのボスなど非情で笑わない役などより、弱い人を演じた時
色々な彼の表情を見ることができて、役が生きてくるのだ
しかし、私のそんな前置きなど関係なく、今回はヤクザのボスである
チャン・ドンスを演じている
自身も暗闇で襲われ、刺されて大けがをさせられた連続無差別殺人鬼を
はみ出し者のチョン刑事と共闘し、犯人を追い詰めてゆくというストーリーだ
ヤクザと警察が手を組んで犯人を捜すという発想が実に斬新である
細かいことを言えば、所々に???と思えるところはあるが
展開が早く、そして先が読みにくいので、そういったことは
どうでもよく思えてきたりする
脚本の発想も面白いが、テンポの良さも韓国映画の特長だと思う
今回のマ・ドンソクは、役柄的に色々な表情は無かったが
自慢の強面が活きる冷酷非情な役を存分に演じていた
そして刑務所の中まで殺人鬼を追っていくあのしぶとさも
顔の表情にマッチしていると思った




