信号待ちをしていると蝉が飛んできた
電柱とシャッターの閉まった壁の間を何度も忙しく往復し
何処かに摑(つか)まりたがっているように見えた

しかし電柱とシャッターでは難しいと判断したのだろう
何度か行き来しているうちに、とうとう最後は力尽きて地面に落ちてしまった
落ちた体勢は羽を下にした無防備な格好だったが、そこから必死で羽を動かして
何とか羽を上にした体勢に戻した

しかし、それからすぐに蝉は動かなくなってしまった

 

 

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