火星の最接近
中秋の名月について書いた昨日10月6日は、火星が地球に再接近する日だった
月光天文台を訪れた10月1日、厳密にいえば最接近ではないけれど
かなり地球に近くなった火星も見させてもらえた
近いと言っても地球と火星との距離は、およそ1億kmから6000万kmの
間であるので、どちらにしても現在の感覚では、果てしなく遠いといったところではあるが
最接近時は火星の明るさはマイナス2.6等となり、この時期よく見える木星よりも
明るく見えるのだという
当然、肉眼でもよく見える
関東から中部地方では、20時くらいに南の空を眺めた時、東の空、水平線より
45度くらいの位置に赤く光る星があると思うが、これが火星である
また同時刻に、西の空の同じ角度位の場所に2つの目立つ星がある
黄色く明るく光る星と、その左側にはそれより少し暗く光る星
明るい方が木星で暗い方が土星である
火星は、地球のひとつ外側を公転する惑星
地球よりも外側の軌道にある火星の公転周期は687日、地球の
公転周期は、当然だが365日である
火星よりも公転のスピードの速い地球は、約780日(約2年2カ月)毎に
火星に追いついて追い越すが、この時火星と地球の距離が近くなるのだ
直径は地球の約半分で、質量は地球のほぼ10分の1
地表重力は、地球の約40%である
表面温度は-55度(地球は+15度、金星は+460度)
地球の大気圧の約1000分の6だが、大気は存在する
かつて、川や湖があった可能性が高いといわれている
この惑星に今、3つの探査機が向かっている
UAEの「Hope」、アメリカの「パーセビランス」、中国の「天問一号」である
どれも地球と火星の距離が近くなる今夏の期間を利用して打ち上げられた
日本にも関係があるものは、UAEの探査機で種子島より打ち上げられた
これらの探査機からの情報が伝えられるのは、順調にいけば
来年2月くらいだという
月光天文台の観望会では、月に加え火星、木星、土星を見せてもらえた
木星の縞模様も感動したが、土星の環を初めて見た感動は、きっと
一生忘れることはないだろうと思う
下の写真でやや離れて、月の左下に小さく光る星が火星である




