スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち
2020年制作のアメリカ映画である
この作品は映画館で予告を見た時に、すごく観たいと思った作品だった
予告映像も迫力があって良かったが、それ以上に女性のスタントマンという
映画では重要なシーンに関わっているのだけれど、普段スポットが
当たらない世界への興味がとても大きかった
この作品にとても興味を持った私だが、普段よりアクション映画が
好きかと言えば実はそんなことはない
この作品の製作総指揮にクレジットされている女優ミシェル・ロドリゲスの
代表作「ワイルド・スピード」シリーズも1本も観てないのだ
前の話の続きになるのだが、女優がスタントウーマンの作品の
製作総指揮というのも何だか面白いと思った
スタントウーマンへのリスペクトがあるからこその行動なのだと思う
アクション映画によく出演する女優ならではの視点だと思う
作品はスタントウーマンの歴史から現在までを、今も実在する
レジェンド・スタントウーマンの証言と映像を交えながら
進行するドキュメンタリーとなっていた
古いスタント映像とそれに関わったレジェンド・スタントウーマンの
話は、私にとって知らないことだらけで大変興味深いものだった
貴重な話と映像だが、この作品を観なければ知ることなく
終わってしまうものに思えた
そんな意味からしてもこの映画の制作意義は大きいだろう
スタントウーマンの歴史は、ハリウッドでは1960年代から
始まったというからすでに60年もの歴史がある
初期のスタントシーンの映像も流れていたが、映像の技術も今ほどないその当時は
正に体当たりの危険なスタントを強いられていたように思えた
しかも衣装も女優が着ているものなので、決して動きやすいものではない
衣装は男性スタントより大変に思えた
そして1960年代と言えば、差別の問題も大きい
黒人差別に加え、男女の差別もひどかったことが伺えた
女性が一度でもスタントを断れば、もうその現場では
仕事が回ってこないのだ
加えて、男性スタントマンは組合に入れるが女性は組合にも
入れない時代だったのだ
そんな中で誰よりも危険な仕事をしていたのである
現在のスタントウーマンの凄い仕事も見ながら
スタントウーマンの歴史にも触れられる作品だ




