ロアー

ロアー

1982年に日本で公開された作品らしい
パニック・コメディというジャンル分けがされていたが
主人公は全くパニックを起こした様子がないし、この作品をコメディーと
思えるほどの器を持っている人は少ないだろう
よって私はこのジャンル付けは違うように思うのだが…

この作品の存在は全く知らなかったのだが
アマゾンプライムを何気に眺めている時に見つけてしまった
ライオンの顔の傷とレビューの高さが決め手となり、鑑賞してみたのだが
私にはどんなホラー作品よりもずっと怖い作品に思えた

これまでいろいろな映画を鑑賞してきたが、ストーリーの
シンプルさでいえばこの作品が一番だと思う
舞台はアフリカ
150頭を超える猛獣たちと生活する研究者の父を訪ねてきた
母と子供たちが留守中の父の家で経験した猛獣とのふれあいを
描いた感動作である

最初から家の中で戯れるライオンとトラとひょうの数に圧倒された
何もこんなに用意しなくてもと思えるほど、足の踏み場もないくらい
うじゃうじゃ状態だった
本来トラにとってアフリカは生息域でないのに用意されたということは
猛獣のイメージを出すのに必要だったのだろう
なるほどライオンと並んでも体格で引けをとらないし、何より毛並みも
きれいで強そうである

ひょうは少し体格が小さいので、並ぶと迫力に欠けてしまうことがよくわかった
私はトラとライオンが戦い始めないかハラハラしていた
猛獣たちが本当の主役である作品なので
ストーリーは一応あるが、もはや台本不要なほど予測不可能な作品だ
次のシーンで誰かが猛獣に殺されるかもしれない危険は常にあるので
観る側の緊張感はかなりのものである
血圧の高い人や心臓の弱い人は観ない方がよいかもしれないレベルである

ライオンたちは挨拶のつもりで人間にじゃれているのかもしれないが
その鋭い牙と爪で挨拶されただけで血が噴き出てしまうのだ
実際に何でもないように血を吹いている主人公を見ているだけでも
かなりの恐怖を覚えた

動物愛護運動家でもあるノエル・マーシャルが監督、脚本、主演を兼任し
妻のティッピ・ヘドレン、娘のメラニー・グリフィス、息子のジョン・マーシャルと
ジェリー・マーシャルも実際の親子の役で出演しているが
家族でなくては出演してくれないような作品だ

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