オーケストラ・クラス
まずこの映画を観て思ったことは、以前に観たことのあるような映画だと思った
家に帰り、しばらくして思い出したのだが、2016年に日本公開された
「ストリート・オーケストラ」という映画にとても似ているストーリーなのだ
その映画はブラジルのスラムが舞台であったが、今回はパリ19区が舞台となっている
パリ19区は他の地区に比べ、治安の悪いところだというので
そのあたりの設定もよく似ている
過去に観た映画は、2年も経つとなかなか思い出せないものである
たぶん「ストリート・オーケストラ」は、なかなか面白かったので
まだどこかに記憶があったのだと思うが、悪い意味で平均点の映画であれば
私は一年も覚えていられないと思う
さて本作の「オーケストラ・クラス」であるが、ストーリーは簡単だ
楽器は未経験だし何より言うことを聞かないような悪ガキたちに
演奏家として挫折した男が講師となり、ヴァイオリンを教える
そして最終的に子供たちが、コンサートで素晴らしい演奏するといった物語だ
フランスには、実際に音楽に触れる機会の少ない子どもたちに
無料で楽器を贈呈し、プロの演奏家たちが音楽を教える教育プログラムが
あるというので、そこからの着想だという
このタイプの映画は、もはやお約束であるが
まるで言うことを聞かない悪ガキたちが、徐々にではあるが
講師と打ち解け、言うことを聞くようになっていく
そして音楽のすばらしさに目覚め、自ら進んで楽器を練習するようになっていくのだ
ここまでくれば、ラストのコンサートは見なくてもよいくらいだ
昨日の「セラヴィ!」もそうであるが、この映画も
フランス映画のひとつの型であると思う
過去にも同じような構成の映画を、私は結構観ているように思う
そしてフランス映画に共通するもう一つは、人を罵るような時の
セリフが結構キツイし、キタナイ言葉を発していることだ
これらのセリフには、いつもながらびっくりしてしまう





