ポケベル
契約者数の減少に伴い、ポケベルが今年9月に消滅するという
取り扱う会社も減り、現在は東京テレメッセージのみとなった
最大で1000万件あった契約数が、現在1500件まで
減少しているというから、無理もないだろう
誕生からおよそ50年で姿を消すことになるのだという
若い世代にはこの「ポケベル」姿形を見たことはなく
名前くらいしか知らないという人も多いようである
そんな事実に私は、時の流れの速さにびっくりするのを通り越して
只々唖然としてしまう
この「ポケベル」だが、携帯電話の普及する前は
時代の先端機種だったこともあるのだ
そもそもの主な使用方法は、仕事で利用するものであった(と思う)
当時の営業社員などは、ほぼ全員といってよいほど
会社から与えられて携帯していた
ポケベルは、普段外出していて連絡が取れない外回りの社員などと
連絡が取れるようになる画期的なツールであった
方法は、外回りの社員の携帯しているポケベルに連絡を送ると
ポケベルからブザー音が鳴り、会社が連絡を欲しがっていることを
伝えられるといった仕組みである
営業をしていたことがある私も持っていたが
ポケベルが鳴ってから公衆電話を探すのに時間がかかり
連絡が遅くなって怒られたことを思い出した
今となっては懐かしい思い出だ
後にポケベルは進歩し、複数の連絡先が認識出来るようになったり
数字やアルファベットなどの文字が扱えるようになったりしていった
進化し、便利になると当時の若い人にも使われるようになる
若い人が使うと、使い方もより格段と進歩していった
現在でもフードコートなどで注文をすると、ポケベルに
似たようなものを渡されることがある
ブザーが鳴ったら、注文したものが出来たという合図である
この使用法は、お店にも注文者にも便利なシステムだと感心してしまう
ポケベルは無くなっても、このような似た仕組みのシステムのものは
残っていくのだと思う
懐かしいものが、また一つ消えていくと思うと少し寂しい気持ちになる




