長野重一写真展 「この国の記憶」
私が日本で最も好きな写真家である長野重一さん
今もお元気なのか?と思っていたら、この展覧会の始まる少し前
2019年1月30日にお亡くなりになってしまった
93歳だった
ご長寿とはいえ、とても残念である
心からお悔やみ申しあげます
写真展の会場は、品川のキャノンオープンギャラリーであった
写真集「ドリーム・エイジ」「東京・かつて…」「この国の記憶」
「遠い視線・東京好日」これら4冊の中から25点が展示されていた
この4冊の写真集の中で「ドリーム・エイジ」と「遠い視線・東京好日」は
所持しているが、ほかの2冊は持ってないし、見たこともないので
初めて見る写真も何点かあった
長野さんの写真からは時代が感じ取られるのだが、その捉え方や
提示の仕方のセンスが私はとても好きだ
引き気味の写真の余白からは、自分が傍観者であること
そして対象物の周りの風景と、その場の空気感までもが伝わってくるようだ
だからそれらの写真は色々な想像をしながら、長い時間見ていても飽きることがない
最初の展示であるねじり鉢巻きがかっこいい「魚屋の子供」を見ながら
ねじり鉢巻きも魚屋も少なくなってきたことに気づかされた
そして、「団地」の写真も時代と生活感と、さらに対照的な上下の人物のポーズに
写真の面白さが感じられてしばらく見入ってしまった
スナップ写真の面白さを再確認するような展示であった
隣の会場では、多摩美術大学グラフィックデザイン学科
上田義彦クラス有志展が開催されていた
折角だからと思い、こちらも見てきたのだが、日常の何気ない風景の中から
言葉にしにくい風景をうまく切り取った写真が多く、好感が持てる展示だった




