バーニング 劇場版
作家村上春樹が1983年に発表した短編小説「納屋を焼く」が原作だという
ただ本作では、物語が大胆にアレンジされているらしい
普段ほとんど村上春樹さんを読まないので、原作も当然知らないから
どの程度アレンジされているかもわからないまま鑑賞した
そしてこの作品、わざわざ劇場版と書かれているにはわけがあるみたいだ
それは劇場上映を前に、去年の12月NHKで95分版の言わば、テレビ版が
先行放映されたというのだが、このテレビ版も私は観てない
今回は劇場版ということで148分版として上映されたのだが、このような
状況はかなり珍しいケースではないかと思った
そういったわけなので、ほとんど前知識が無いままで本作を観たのだが
どうしてこの作品を観ようと思ったかは単純で、「ベテラン」で大企業の
バカ御曹司を熱演していたユ・アインが主演だったからだ
久々に彼の出演する(しかも主演で)作品を観たくなったのだ
観終わった感想としては、独特の雰囲気を持ったいい映画だと思った
常に油断ならない空気が流れている映画になっていた
挙げたらキリがないほど不自然(不可思議といったほうがよいか?)な
設定や物語になっているが、そこは謎として追求せずに
物語の本質だけに注意して観ていた感じだった
韓国の田舎街の風景と真っ赤に染まった夕焼けが、何処かバーニングという
タイトルに通じている感じがした
そこそこの大学を出ても就職難だという韓国の悲しい現状や、北朝鮮の放送が
聞こえてくる国境付近の街など、現在の韓国も垣間見れる作品だった
特筆すべきは、謎めいた金持ちの男ベンを演じたスティーブン・ユァンの
爽やかなのだが、インチキ臭い笑顔がとてもとても印象的だった




