ブラック・クランズマン
久々のスパイク・リー監督作品だ
私は1991年の「ジャングル・フィーバー」、1992年の
「マルコムX」以来だから実に25年以上経っている
彼の作品は人種問題を取り上げた社会派作品が多いと思うが
この作品も例外ではない
気になって、ここのところのスパイク・リー監督の活動を
調べてみたのだが、コンスタントに映画を作っているようであった
只、ここ数年は日本未公開作品が多かった
どのような基準で公開、未公開を決めているかはわからないが
きっと作品としてイマイチか、観客動員を見込めないか
どちらかの理由であろう
さてそんな久々の日本公開作品だが、実話をつづった
ノンフィクション小説を映画化している
1797年コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事として
採用された主人公ロン
彼が白人の同僚刑事フリップと組み、白人至上主義団体「KKK」に
潜入捜査を実行し、黒人に対する爆破事件を防ぐ様が描かれている
警察署内で初の黒人刑事への差別は、すさまじかったであろう
あの偉大な大リーガーであるジャッキー・ロビンソンを
引き合いに出していたが、正にたった一人とは同じような状況だろうと思えた
そんな中でも、同僚刑事としてフラットに接してくれたフリップを
はじめとする数人の暖かさが伝わってくるようだった
KKKが少しおバカ役に演出されていたので、コミカルな要素として
効いていたことがこの映画を少し観やすくしていた
私はフリップを演じたアダム・ドライバーのファンであるが
本作でも存在感抜群だし、味のある演技をしていた
私には、どちらかというと作品よりも
いつも歯に衣着せぬ発言で有名な監督なのであるが
今回もアカデミー賞作品賞を受賞した「グリーン・ブック」に物申していた
以前は、あのクリント・イーストウッド監督にも喧嘩を吹っかけていた
このスタイルが売りなのかもしれないが、私にはそのような言動は好きになれない




