多十郎殉愛記
この作品の配給は、東映よしもとクリエイティブ・エージェンシーとなっている
先日観た映画「洗骨」の制作もよしもとクリエイティブ・エージェンシーであった
ここのところ吉本興業は、映画に力を入れているのだろうか?
まるでタイプの違う2本の映画だから余計に気になった
「まむしの兄弟」、「木枯し紋次郎」、「狂った野獣」、「極道の妻たち」
その他たくさんのやくざ映画や時代物を制作してきた中島貞夫監督の
20年ぶりとなる長編劇映画である
おいくつになられたのかと調べてみたら84歳であった
20年ぶりということと、得意の時代物ということで
私は前々よりこの作品は大変楽しみにしていた作品であった
ストーリーは尊皇攘夷派の長州や薩摩脱藩志士たちと
新撰組や見廻り組が抗争を繰り広げていた幕末の京都が舞台である
長州を脱藩した清川多十郎は、居酒屋・満つやの用心棒をしながら
細々と生計を立てていた
やがて彼を良く思ってない者のタレコミで、見廻組に彼が
長州脱藩者であることがバレてしまう
そこから追われる身となってしまうのだが、目に傷を負った弟を
逃がしながら且つ、自身も戦いながら逃げるというストーリーである
観終わった感想としては、物足りなさを感じずにはいられなかった
それはストーリーもチャンバラシーンも同様であった
普通に考えれば何百人もの追手を、たった一人で逃げ切れるわけは
ないのである
ここのところは、もう少しストーリーを何とかしてほしかった
勝手に三池崇史監督の「十三人の刺客」位の期待をしていた私は
正直かなりしぼんでしまうような作品だった
主役の二人である高良健吾と多部未華子の演技は光っていただけに
もう少し制作側が頑張れなかったのか?と思ってしまった
そんな残念な作品だった




