シャザム!
この作品はDCコミックスのヒーロー「シャザム」の映画化だという
恥ずかしい話かもしれないが、私はこの「シャザム」はおろか
DCコミックス自体も何のことやらであった
せめてもと思い、このDCコミックスについて調べてみた
すると、アメリカの大手漫画出版社であることがわかった
マーベル・コミックと並ぶ二大アメコミ出版社のひとつだというから
アメリカでの知名度はすごいだろう
そんなことで、このヒーローものについて全く知識なしに
観たのだが、なかなか面白い作品であった
私にとって通常この手の作品は遠慮することが多いのだが、その理由に
主人公のスーパーヒーローが、美化されすぎていることがある
だから、いくら山あり谷ありのストーリーであっても
最後には必ず勝ち、皆を助けてくれるとわかりきってしまっている
そうなると私は面白さが半減してしまう
途中がどんなに面白くっても、水戸黄門のような判で押したような
最後は観たくないと思ってしまうのだ
この作品はヒーローの設定がユルイところが良い
聖人君子でないヒーロー「シャザム」の中身は、どこにでもいる
14歳の悪ガキそのものである
見た目さえ大人になってしまえば奴は、ストリップに行ったり
酒場でビールを飲んだりとやりたい放題なのだ
シャザムになる権利を得るところも面白い
前任のシャザムは敵に追われ、自身の体にもタイムリミットが近づいたので
誰でもいいからしょうがなく伝授したようにも見えた
ヒーローに変身する権利なのに重々しさは全くないのである
そして戦う理由もあまりない
相手が必要に攻撃をしてくるから仕方なく応戦しているようにも見えてしまう
そんな感じなので、「もうシャザムに変身するのはやめた!」などと
言いかねないのだ
そんなユルイ感じのヒーローだから親近感があり、ある意味気楽に観ることができた
只、ラストでは早々と続編を匂わせるシーンもあった
この作り手はなかなかの策士だと感心したのであった




