世紀末ウィーンのグラフィック

京都国立近代美術館所蔵 世紀末ウィーンのグラフィック

ここのところ東京の美術館ではクリムトが熱い
東京都美術館では、「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が開催されている
そして新国立美術館では
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 」も開催中である

どうしてこのような大きな美術館でほぼ同時期に展示が行われているかは
わからないが、クリムト没100年を記念しているのも一因だろう
私はこのどちらもまだ行けてないのだが、新国立美術館の展示は
是非行きたいと思っている
少し前になるが、エゴン・シーレの映画を観てから彼の人となりと
彼の描く絵の不思議な魅力に惹かれるものがあった
それだからシーレの絵画展示は是非見たいと思っているのだ

19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンに起こった
新しい芸術を求める動き「世紀末芸術」の中心にいた芸術家
クリムト、シーレ、建築家オットー・ヴァーグナーが亡くなったのが
皆1918年だったことにも初めて気づいた
この3人が没100年だということになる

そしてクリムトに関連する展示で、前の2つの美術展ほどの
派手さはないのだが、私にはとても魅力的な展示に思えたものが
今回の目黒区美術館で開催されていた
「京都国立近代美術館所蔵 世紀末ウィーンのグラフィック」であった
昨日ブログに書いた日本を代表する図案家である杉浦非水さんの仕事にも
通じるような世界である

1987年に「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という
有名なモットーを掲げて芸術の垣根を取っ払ったウィーン分離派
(オーストリア造形芸術家協会)が立ち上がった
この協会の初代会長で、中心人物であったのがクリムトである

会場には大変たくさんの作品が展示されていた
そして一部を除いてほとんどの作品が撮影可能であった
会場内では、自身の気に入った図案や雑誌の表紙のデザインなどを
撮影する人が多かった

会場は4章に分かれており、どれも見ごたえがあったが
私は第2章の図案集、第3章の版画、第4章のグラフィックスが特に
興味深かった
そして休日でもそんなに混雑してなく、とてもお勧めの展示であった
(終了してからアップしているからもはやお勧めの役目はないのだが…)

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