カーライル ニューヨークが恋したホテル
ニューヨークにある伝説の5つ星ホテルであるカーライルの魅力に
迫るドキュメンタリーである
かろうじで名前だけは知っていたが、安い部屋でも
一泊40万円以上するという超高級ホテルなので、私には一生縁がない
それだからこそ、この評判の高級ホテルの一面をせめて映画で見たくなった
映画はこのホテルで働く人々の仕事ぶりや、ゲストにまつわるエピソードと
このホテルを愛してやまないセレブたちの、ホテルへの賞賛コメントで構成されていた
亡くなった有名人の実話は話していたが、口が堅くて有名な
このホテルの従業員たちは、ゲストのプライベートについては
ほとんど明確には答えてくれてなかった
映画の中では、あえてプライベートを質問する司会者をのらりくらりと
かわしながら、愛想よく笑顔で受け答えしていた
ジョン・F・ケネディ、マリリン・モンロー、ウィリアム皇太子&キャサリン妃
マイケル・ジャクソン、ウディ・アレン、ジョージ・クルーニー等々
このホテルを利用するゲストは、各界のトップに限られる
そんな特別なゲストだからこそプライバシーは徹底的に守るし、ゲストの要望にも
可能な限り答えるのだ
それだけの対価を支払っているのだから、ある意味当然のことかもしれないが
徹底することはなかなか難しいことだと思う
客がホテルを選ぶことの方が圧倒的に多い今の世に
「客を選ぶ」と堂々公言するカーライル
私にはその公言がホテルの内観にもそのまま出ているように思えた
映画の中ではあちこちの部屋の内観を見ることができるが
歴史を感じるその内観はどれもオリジナリティーがあり、素晴らしかった
社交場の内観などは、明るくて遊び心を持っていて、その空間に居ると
ワクワクしてくる感じがした
そんな部屋でも、別の趣向を持った人が見たら古くて洗練されてない部屋に
感じるかもしれない
この空間を只の古くて洗練されてないものに感じるか?
もう一つの自分の家のように感じるか?そこだけでもう十分に
ホテルが客を選んでいるように思えた




