宮田 大 チェロ・リサイタル
グランシップの今年度から始まった企画である
「グランシップ リサイタル・シリーズ」の記念すべき第一回目が
このコンサートになるらしい
このシリーズは将来を担う若手演奏家を迎えるシリーズだ
宮田さん本人もコンサートの中で言っていたが、一回目がチェロとは
実に渋い人選だと思う
数ある弦楽器の中でチェロの音色が最も好きな私だが
クラッシックはあまり詳しくないので、日本のチェリストを
ほとんど知らない (外人も超有名どころしか知らないのだが…)
そんな私でも宮田さんだけは名前を知っていた
それはチケットぴあなどでコンサートの情報を調べたときに
宮田さんの名前が何度か出てきたことがあったからだ
おそらくホールクラスの会場でチェロメインでコンサートが
開ける日本のチェリストは本当に少ないと思う
そういった意味から考えると、静岡で宮田さんのチェロを聞くことができて
このリサイタル・シリーズは素晴らしいと思えてくる
会場は満員ではないが、概ねお客さんで埋まっていた
ピアノとチェロだけのコンサートなのでどちらの音色も細部まで
はっきりと聞き取れて、聞きやすいコンサートだった
選曲は多分初心者向けにしてくれてあると思う
クラッシックというよりもう少し、くだけた感じの曲が多かった
ピアソラ(タンゴ)だったり、ガーシュインのように色々なジャンルが
融合した音楽は聞きやすく、そして馴染みやすかった
そして宮田さんのチェロの音色のすばらしさが十分伝わってきた
日本の作曲家である尾高尚忠の夜曲を演奏してくれた
私が唯一持っている宮田さんのCDに入っている曲である
この曲は、尾高が義弟のチェリストのために作曲した曲である
しかもこの義弟とは、宮田さんの師匠である倉田澄子さんの
父親だというから宮田さんにとっても運命な曲だと思う
いつもはCDで聞くこの曲を、初めて生で聞くことができ
私的には大変満足だった




