経済と国境の見えない糸
ネットニュースで見かけた記事に、ここのところ高級食材が
売れてないといった話題があった
原因は新型コロナウイルスだと書かれていたのだが、私は最初
この二つが全く結びつかなかった
記事を読んでいくと、多くの人が外出を極力しないことや
外国人観光客の激減などにより、旅館や料理店を利用する人々が
大幅に減少し、そのことが高級食材の消費減の主原因と
なっていると書かれていた
このつながりが全く想像できなかった私は、この記事を読んで
なるほどと、納得するとともに
はっきりと見えないような所にも新型コロナウイルスの影響が
あちこちに出ていることに驚かされた
一個人が思いつくことのはるか上を、現実が見せつける感じだ
そんな事を思っていると、会社にメールが入った
その内容は中国企業が休んでいる影響で、トイレやキッチンなどの住宅設備機器の
製造に遅れが出ていることの知らせだった
現在発注済の商品の納期すら不明なので、この先の注文自体受け付けを
中止するメーカーも出始めている
この事態に国土交通省はトイレ、キッチン、ドアなどが納期遅れで
取り付けられてない住宅でも完了検査が受けられるような
緊急措置を通達した
完了検査をパスしないと賃金を受け取れないことに配慮した
少しでも経済が悪く回らないための処置である
そして今回の件でもう一つ痛感したことは
近年のグローバル化に伴い、各国の玄関の塀が低くなったということだ
もちろん良いことでもあるのだが、少しの油断や判断の遅れがあると
想定以上のスピードで、ウイルスが広がることを今回は目の当たりにしている
おそらくこんな体験をしたのは、私はこれまでで初めてのことである
今や、世界中が経済や国境などの様々なところで見えない糸により
繋がっていることを再認識させられたのだった




