仁義なき戦い 頂上作戦
先日ショーケンについて3冊の本を基にブログを書いたのだが
俳優としての代表作となるテレビドラマ「傷だらけの天使」が
放送開始となったのが1974年(昭和49年)である
ちょうど同じ年にこの作品も上映された
監督はヤクザ映画界のレジェンドである深作欣二であるが
ほぼこの時期に「傷だらけの天使」も何本か監督を務めていた
そんなことを考えながらアマゾンプライムのリストを
ボーっと見ていたら、レビュー星が4つ半とかなり高いこともあり
急にこの作品を観たくなった次第である
本作は、多くのシリーズがある「仁義なき戦い」シリーズの第4作目で
これまでのシリーズと同じで、監督 深作欣二×脚本 笠原和夫の
鉄板タッグで制作されている
当時この作品は3億300万円の配給収入を記録し
1974年の邦画配給収入ランキングの第10位となっている
この手の映画がそんなにヒットするとは凄いことだと思う
時代を感じずにはいられない
物語はいつものヤクザ映画なのだが、終盤に抗争シーンは
少なく、ちょっと違った終わり方をする
人によっては不満に感じるかもしれないが、私は一般のヤクザ映画とは
違い、この終わり方が深作さんの突出した表現力だと思う
そのシーン、敵対していた広能(菅原文太)と武田(小林旭)が
粉雪の吹き込む裁判所の廊下で再会する
自分たちの刑に比べ、親分たちの刑がかなり短いことを武田に
聞かされた広能は、大きな虚無感に包まれ、自分の時代が
終わったことを思い知らされるのだった
そして広能と同じく、前線の矢面で戦っていた武田も同じことを思うのだった
ここはとても哀愁があり、印象的なシーンであった
この二人の存在感が特別際立つ作品だが、キャラクター的に超適役な金子信雄さんや
加藤武さんなどは、間違いない仕事をしている
そして梅宮辰夫、松方弘樹、山城新伍、室田日出男、夏八木勲など
後のテレビや映画で大活躍した名俳優がたくさん登場している贅沢すぎる作品なのだ
只、そのほとんどがお亡くなりになられていることにも
時代の流れを感じずにはいられなかった




