15年後のラブソング

15年後のラブソング

イギリスの人気作家、脚本家であるニック・ホーンビィの
同名小説の実写映画化となる作品
この作品が特に気になっていたわけではないのだが、あまり重くない映画に
思えたし、時間も90分前後と手頃な感じだったので観てみることにした
映画館に着いたときに、待ち時間が最も短い映画がこの作品だったことが
本当は第一の理由だと思うけれど…

この作品のように、ある程度年を重ねた男女の恋愛映画は、人により白黒が
より明確に出る作品だと思う
白黒とはその作品の評価のことで、白が良い黒が良くないという意味だ
明確とは、よいと思う作品かどうでもよい作品かが、はっきり分かれるということだ

若者が主人公の恋愛映画では、予想のしない展開となったり
最後は理解不能な結末だったりする映画がたくさんある
そうなると人によりかなり評価は分かれる
更には、評価以前に自分がこの作品が良いと思うか?よくないと思うか?の
判断すらよくわからない作品だってある
しかし、熟年の恋愛映画にはそれはない
そしてすべて大まかな一般的常識の範囲内におさまるような作品になっている

この作品もそんな作品で、ありきたりだった日常生活に
たったひとつ起こった変化が、その後の彼女の人生を
大きく変えてしまったという中年女性の話である

博物館で働く30代後半の女性アニーは、長年一緒に暮らす腐れ縁の恋人
ダンカンと平穏な毎日を送っていた
そんなある日、彼女のもとに1通のメールが届く
送り主はダンカンが心酔するミュージシャンで、90年代に突然表舞台から
姿を消したタッカー・クロウだった
アニーはタッカー・クロウと関わることで自分の人生の在り方や
これからについてを考え、人生を大きく変えていくのだった

このようなストーリーだ
あまり大きな波もないので、無理なストーリーや展開にはなってない
そしてダンカンを演じたクリス・オダウドとタッカー・クロウを演じた
イーサン・ホークが演技で実にいい味を出している
特にダンカンのキャラクターは実に面白い(面白くしようとしてないけれど
そこがまた面白いのだ)

サラッとして観やすい作品だったが、私にはどうもアニーに好感が持てなかった
自分のせいではなく、人のせいでこれまでの人生が、つまらない無駄な
ものだったみたいに考えているように思えてしかたなかった

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