知り合いかもしれない

知り合いかもしれない

先日通勤時に電車に乗っていると、降りる際女性に声をかけられた
電車が終点に到着する直前、ドアの前に立っていた私の背後から
「石原さんですよね?」と女性の声がした
こんなことは滅多にないので、私はかなりびっくりした
そして振り返り「そっ、そうですけど…」と、たどたどしい小さな声で答えた

それから3秒ほど声をかけてきた女性を真剣に見ていたら
多分、元同僚だと何となくわかってきた
10年以上会ってないということもあるが、コロナ禍で互いにマスクを
していることもあり、知り合いと判断することは、私にとってかなり
難しい状況に感じられた

結局、電車を降りてから駅の改札を出るまで
互いの近況や、共通の知り合いである他の同僚の話をしながら歩いた
普段はあまり話さない話題なので、何だか新鮮に思えた
短い時間だったが、いつもと違った朝の通勤時間になった

元同僚と別れ、いつもの道を会社に向かい歩きながら考えた
私の風貌が全然変わってないからすぐに気が付いたと、うれしいお世辞を
言ってくれていたが、10年以上会ってない人、しかもマスクを
着用している状況でよく声をかけてくれたと思う

おかげで懐かしい話ができ、短いけれど楽しい時間を貰えたのだが
もし私が同じ状況にあったら、おそらく声をかけることはなかったと思う
人違いをしたくないと思うこともあるけれど、間違いなく本人だという確証が持てないことが
一番の理由だと思う(どちらも同じことを言っているような気がするが…)

そしてこれはその人の性格にもよると思う
元同僚の女性は明るくて、オープンな性格で、一緒に働いていた頃は
あまりクヨクヨするタイプではなかった
声をかけて人違いだったとしても明るく「すみませんでした」などと笑顔で言って
その場を繕える人だと思えた

会社に着く頃、彼女のそんな性格がちょっと羨ましく感じられた

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