二大街道 ~東海道と中山道~
東海道広重美術館の展示
パート1とパート2で展示内容が全く違っていて
9月27日までのパート1では、渓斎英泉と広重が手掛けた中山道の
街道絵「木曽海道六拾九次之内」の全70点に加え
「雨の中津川」のプラス1点が展示されていた
そして11月1日までのパート2は、言わずと知れた広重の代表作
保永堂版「東海道五拾三次之内」の全55点が展示されている
私はパート1開催時に行ってきた
「木曽海道六拾九次之内」はその存在だけは知っていたが、実際に
全作品を見るのは初めてだった
この展示を知った時に是非見たいと思い、少し前から開催日を
しっかりチェックしていた
見始めてすぐに感じたことは、中山道は山や峠の絵が多い(当然だが…)
そして私には聞きなれない地名が多かった(これも当然だが…)
それでも解説を読みながら進んでいくと、この宿場は日本地図の
どのあたりで、当時どのような様子だったかが、イメージできて
徐々に楽しくなっていった
海の絵が多い保永堂版「東海道五拾三次之内」と比べるとモチーフの
違いは明確だった
特に印象的だったものは「岩村田」の盲人がけんかをしている絵や
中山道最大の難所といわれた「和田」の山に囲まれた道を旅人が歩く風景
そして「本山」で倒れかけた木の下で暖をとる旅人
など特に人物の描写についてが記憶に残った
この険しい山道でも、当時の成人男性の旅人は、一日およそ40km平均で
歩いたというからすごい体力だと思う
さすがに71点を一度に観ると、目と肩と腰がかなり疲れた
それでもやっぱり日本橋から大津まで一度に観ると
自分も同じようにこの険しい山道を旅したような気分になれた気がした




