ねずみくんのチョッキ展
1974年に登場した一冊の絵本「ねずみくんのチョッキ」
大人気となったこの絵本はシリーズ化され、現在36冊にもなる
そして売り上げが、累計で400万部を超えるベストセラー作である
私の家の絵本棚にも何冊か年代物が置かれている
この「ネズミくんのチョッキ」の誕生45周年を記念して初めての
大規模展覧会が開催されている
横浜赤レンガ、藤枝文学館、東京松屋銀座などを巡回するが
私は藤枝文学館で開催されている展覧会に行ってきた
よくよく考えてみると、この「チョッキ」という言葉も現在では
かなり使われなくなった
同じように使われなくなった言葉に「さじ」、「とっくりセーター」などが
あるが、私はたまに勤め先などで言ってしまうと若い社員などは
意味が通じないらしく、???な顔をしていることがある
時の流れを感じる瞬間である
今風の言葉だと「ベスト」となるだろう
では「ねずみくんのチョッキ」でなく「ねずみくんのベスト」という
タイトルではどうだろう?
小綺麗な名前だが、チョッキのように小さい言葉がないので、リズミカルに
聞こえないような気がする
体が小さく、動きが速いねずみくんには、チョッキという言葉のほうが
合っていると思った
会場には「ねずみくんの絵本」シリーズの貴重な原画、約150点が
展示されていた
今まで絵本で見ていたものを原画を見る機会はあまりないだろう
中には絵本一冊分、作品すべての原画を展示しているものも少なくないので
ストーリーと絵をじっくりと鑑賞できる
私は「ねずみくんのチョッキ」と「りんごがたべたいねずみくん」への
思い入れが強いので、懐かしく思いながら何度も鑑賞した
あの独特の白い背景に、ポツンと小さなねずみくんを描いた印象的な
構図は、フォルクスワーゲンの広告からインスピレーションを
得たのものであることは、今回の展示で初めて知ったことであった
ねずみくんは、さらに赤いチョッキを着ているので、モノトーンの中の
このトレードマークの赤いチョッキが大きなインパクトを与える
そしてこの展覧会
グッズ売り場が実に充実していた
バラエティーに富んでいて、大人でも欲しくなるものが多い
会場では、「買ってくれ!!」と泣いている子供が何人かいたが
その気持ちが私にもよくわかった




