あるいは裏切りという名の犬

あるいは裏切りという名の犬

以前、「そして友よ、静かに死ね」という作品を観た時に
この作品の監督であるオリヴィエ・マルシャルについて少し調べたことがあった
その時に、彼が監督した他の作品を眺めていた時、このタイトルを見つけた

それからというもの、この強烈なタイトルが私の頭をめぐるようになった
そして「果たしてどんな作品だろう?」と気になるようになった
年末休みが近くなったある日、もう買うしかないと思いDVDを購入した
どうしても正月休みの間に観たいと思ったのだ

「そして友よ、静かに死ね」もそうであったが、この作品
「あるいは裏切りという名の犬」も、ノワール色強いハードボイルド作品である
そういった作品には警察が登場することが多いのだが
監督のオリヴィエ・マルシャルは、元警察官という映画監督としては
かなり異色の経歴を持っている
そしてその経歴を生かしてか?監督だけでなく、これら2作で脚本も手掛けている
(共同作業ではあるが)

私にはこれだけでも大変興味深いのだが、実はこの作品は、あの名優
ロバート・デ・ニーロ製作によるハリウッドリメイクも決定しているという
これだけの前情報があると、観る前からかなり期待してしまう

それで実際観終わった感想としては、予想通りの男を感じる渋い作品だった
途中までは、あまりの展開の遅さに、ちょっと退屈さを感じてしまったりもしたが
物語が大きく動いた後半は、緊張感あり見逃せないようなさすがの展開だった
そしてダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューという主役の二人
このフランスを代表する名優たちの安定感は絶大だと思った

武装グループによる現金輸送車連続襲撃事件が発生する
その現場で鉢合わせするBRI(探索出動班)とBRB(強盗鎮圧班)
BRIのリーダーは、ヴリンクス(ダニエル・オートゥイユ)
BRBのリーダーは、クラン(ジェラール・ドパルデュー)である
同じ警察組織にありながら激しく対立する2つの組織
そしてこのリーダー2人には、組織の対立に加え、個人的な因縁も存在していた

この2人の間に起きる裏切りと挫折、出世と復讐が描かれているのだが
特に後半は大変見ごたえある作品になっている
私は、やっと前から気になっていた作品を観ることが出来て安心した気持ちになった

 

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