メランコリック

メランコリック

2019年公開の日本作品
この作品を観るまで私が最近観た日本映画は「カメラを止めるな!」だった
今年になってこの「メランコリック」を観たのであるが
かなり久々の日本映画となった
暗そうな男性が立っている何となく怪しいポスターが危険な香りを
醸し出しているようで惹かれるものがあった

大まかなあらすじは読んでから観たのであるが
グロい作品だろうという私の勝手なイメージを良い意味で完全に
裏切ってくれるような作品だった
血が出るシーンも結構多いのだが、かなりコメディーのテイストも
感じられるし、どこかリアルな感覚の薄いテレビゲームの中にいるような
新感覚の作品だった

主人公和彦は東大卒と学歴は申し分ないのだが、定職に就かず
アルバイトを転々とする生活を送っていた
仕事を探していた和彦だったが、ようやく新しいバイトが決まった
その仕事とは近所の銭湯の清掃員であった
松本という今風の若者と同時採用であった

仕事にも慣れ始めたある深夜、和彦は偶然職場の銭湯の前を通った
その時、閉店しているはずの銭湯に明かりがついていることに気づいた
不思議に思った和彦は中を覗くと、先輩が銭湯で人を殺しているところだった
その時、和彦が覗いていることを先輩に見つかってしまうのだった
そうなると当然、深夜のこの仕事の手伝いも頼まれるようになるのだった

普通でないことが起きているのに登場人物は皆冷静で異常なまでに
落ち着いているし、観る側も冷静に観ることが出来る
そしてストーリーも徐々にエスカレートしていくのだが、話の展開に
まったく無理がないので、自然にかなり引き込まれる

最後がこういった作品には珍しくハッピーエンドなのには驚いたが
お金をかけなくてもこんなに面白い作品が作れるという典型的な作品だ
セリフ回しも会話も独特で、演技も淡泊で好きな人にはたまらないと思う
私は松本のつかみどころのないけれど、肝がすわっているところが
とても印象的だった

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