蛾2
昨日の続き というか、話題が脱線してしまい
書きたいことが書けなかったので引き続き蛾の話である
ある朝出社して、いつものように外の掃き掃除をしていた
すると、階段の隅に蛾がいた
なかなか格好良い姿の蛾で、どこかの国の最新戦闘機みたいな奴だった
いくら恰好良くたってここに居てもらったら困るので
ほうきで掃き出すと、蛾は死んでいるように階段下に落下していった
そしてその時、蛾の体の下から子供の蛾が飛び立っていった
私は落下した親の蛾が体を張って子供を守っているように思えて
悪いことをしてしまったと、少し反省をした
やがて階段の掃除が終わり、私は蛾の落下していった廊下の掃除にかかった
少しだけこの蛾をいい奴だと見直していた私は、罪悪感もあり
死亡したとみられる蛾を、廊下ではなく草むらに葬ってやろうと思い
ほうきで草むらに誘導するように、やさしく移動させようとした
すると、死んだと思っていた蛾が普通に飛んだ
そしてあろうことか、わたしのシャツの襟あたりに着地したのだ
しかも、終始私の視界に入る空路を通ってだ
目に焼き付くその映像は、恐怖そのものであった
そして襟についたその蛾を追っ払うために、人目を気にすることなく
私は、おかしなダンスをしばらくしていたのだった
この事件後、蛾のシブトイところも嫌いな理由に加わったのであった




