ブータン 山の教室
2019年制作ブータンの作品
もしかしたらブータンの映画を観るのは初めてかもしれない
しかもブータンという国の位置すらも定かではないので調べてみた
その結果、大体の位置は掴めたが、正確な国境がどこにあるのか?
残念ながらそこまでは調べた地図からはわからなかった
したがっておおよその位置でしか説明できないのだが、ブータンという国は
チベットの下(南)、バングラディッシュの上(北)に位置し、東西はミャンマーと
ネパールの間にある内陸国だとわかった
当然、おおよその位置だけではこの国についてほとんどわからないのであるが
ヒマラヤ山脈があることから標高の高い国であるということだけは
何となくイメージできた
このように私にとって全くと言ってよいほどなじみの薄い国である
そんなブータンの中で最も僻地の一つであるルナナ村が舞台となっている作品である
(当然この村について知るわけはない…)
おそらく生きている間に行くことのできない国や場所というのは
それだけで妙にロマンを感じるし、せめて映像だけでも体感してみたくなる
ましてやコロナ禍の現在、海外へは通常行きたくてもいけない現状である
この作品は、私の普段の生活では全く関わることのない未知の映像作品である
ここのところ続いている閉塞感を感じる毎日に、刺激的な非日常を
与えてくれるだけでも観るに値する作品に思えた
驚くことに、これだけインターネットが普及したにもかかわらず
舞台のルナナ村について調べようとしてもほとんど出てこない
ブータンのどのあたりに位置する村なのか?すらさえも調べられなかった
結局映画の中で知った情報である主人公の教師ウゲンの赴任先への
移動道程からルナナ村をイメージするしかなかった
その道程とは、ブータンの首都ティンプーからまずバスで半日移動し
そこから村の道案内と共に徒歩で6日間かかるというものである
この車以外での徒歩移動距離とルナナ村の標高が4800メートルと
いうことからイメージするしかないが、想像しにくい場所であることは確かだ
薄っぺらいイメージしか出てこないが、良くも悪くも大自然そのものといった
イメージを感じた
物語は他所からルナナ村に赴任した新米教師であるウゲンの
日常を通して描かれている
圧倒的な大自然はもちろんのこと義理堅い村長や心優しい村民
そして物は無くとも勉強したいと本気で思う子供たちを観ていると
時間が経つことも忘れるようだった
この作品の特に良いところは素晴らしい物語が存在していることだろう
このような作品では風景や人に力を入れすぎ、肝心のストーリーが
薄いことが多いのだが、この作品はそんなことはなくラストも
とても詩的な終わり方をしている
2005年に行われた国勢調査で国民の97%が「幸せ」と
答えた国であるブータンを少しだけ覗くことが出来たような作品だった
かなりお勧めの作品だ




