保証金の支払いが硬貨だった

裁判に勝った保証金の支払いが硬貨だったという記事

共同通信のニュースでちょっと面白いものを見つけた
中国四川省からのニュースで、美容関係の企業に勤めていた
女性元従業員が務めていた会社との労働裁判に勝った
それで会社側が保証金を、この女性に支払うことになったのだが
その保証金6千元(約9万2千円)をバケツ2杯分の硬貨で
受け取ったということで話題となった

硬貨は1角で支払われたというが、この「角」は、1元の
1/10(約1.5円)の価値の硬貨である
中国にはこの角の1/10の価値である「分」という硬貨もあるようだが
現在この硬貨が使われることはかなり減ってきてるというから
「角」で支払うということは、最も小さい価値の硬貨で支払われたことになる

この話ここで終わりではなく、裁判に勝った女性は会社側から
一枚一枚数えて確認するように言われた
さらに会社側は「紙幣で払えとは決まっていない」ととぼけたそうだ
この女性は侮辱されたと憤ったが、労働仲裁当局は
「金の払い方まで規制できない」と言っている

この裁判がどのようなもので、勝敗が意外な結果だったのか?など
詳しいことは全くわからないのだが、企業側のとった行動があまりにも
幼稚で恥ずかしく思える
中国でもそう思う人が多いからこのようにニュースになっているのだと思うが
個人対個人の裁判ならともかく、企業がする行為とは思えない

日本でもここ10年くらいの間に企業倫理という言葉がずいぶんと浸透した
この言葉の中には法令順守や不祥事対応、内部告発制度などの
大きなものだけでなく、自社自ら企業理念や行動指針など、一般道徳的な
ことも当然含まれている
だから日本の企業ではこんなことは起きないように思える

いかにも嫌味で意地の悪いこの対応により
ニュースを見た人の中に、この美容関係の企業の商品を使いたくないと
思う人は少なくないと思うのだが…

火星の最接近

火星の最接近

中秋の名月について書いた昨日10月6日は、火星が地球に再接近する日だった
月光天文台を訪れた10月1日、厳密にいえば最接近ではないけれど
かなり地球に近くなった火星も見させてもらえた

近いと言っても地球と火星との距離は、およそ1億kmから6000万kmの
間であるので、どちらにしても現在の感覚では、果てしなく遠いといったところではあるが
最接近時は火星の明るさはマイナス2.6等となり、この時期よく見える木星よりも
明るく見えるのだという

当然、肉眼でもよく見える
関東から中部地方では、20時くらいに南の空を眺めた時、東の空、水平線より
45度くらいの位置に赤く光る星があると思うが、これが火星である
また同時刻に、西の空の同じ角度位の場所に2つの目立つ星がある
黄色く明るく光る星と、その左側にはそれより少し暗く光る星
明るい方が木星で暗い方が土星である

火星は、地球のひとつ外側を公転する惑星
地球よりも外側の軌道にある火星の公転周期は687日、地球の
公転周期は、当然だが365日である
火星よりも公転のスピードの速い地球は、約780日(約2年2カ月)毎に
火星に追いついて追い越すが、この時火星と地球の距離が近くなるのだ

直径は地球の約半分で、質量は地球のほぼ10分の1
地表重力は、地球の約40%である
表面温度は-55度(地球は+15度、金星は+460度)
地球の大気圧の約1000分の6だが、大気は存在する
かつて、川や湖があった可能性が高いといわれている

この惑星に今、3つの探査機が向かっている
UAEの「Hope」、アメリカの「パーセビランス」、中国の「天問一号」である
どれも地球と火星の距離が近くなる今夏の期間を利用して打ち上げられた
日本にも関係があるものは、UAEの探査機で種子島より打ち上げられた
これらの探査機からの情報が伝えられるのは、順調にいけば
来年2月くらいだという

月光天文台の観望会では、月に加え火星、木星、土星を見せてもらえた
木星の縞模様も感動したが、土星の環を初めて見た感動は、きっと
一生忘れることはないだろうと思う

下の写真でやや離れて、月の左下に小さく光る星が火星である

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中秋の名月

中秋の名月

10月1日は中秋の名月だった
今回私はイベントに参加して、函南町にある月光天文台に置かれた
大型望遠鏡で中秋の名月の月を見させてもらった

この日は関東から関西にかけての太平洋側は、おおむね天気が良く
そして気温も心地よく、お月見には申し分ない日となった
望遠鏡から見た大きな月は、よく写真で見た月のアップの像みたいだが
肉眼で実際に見ると、全然迫力あるものであった

「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指す
農業の行事と結びついて、「芋名月」と呼ばれることもある
中秋の名月を見る習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われている
昔から月は、地球に住む人々の心を癒す存在だったことが伺える

今年になって私は天体についてカルチャースクールで学ぶようになった
理由は簡単で、最近になって天体に興味を持つようになったからである
夜空を見上げれば誰にも見ることが出来る星について
何も知識が無いことは、とてももったいないと思った
学び始めまだ3ヶ月ほどしかたってないが、天体の話はスケールが大きくて面白い

月は地球の唯一の衛星である
大きさ地球の約1/4、地球との距離約40万km
一説では約46憶年前に、太陽、地球と共に誕生したとされている
10月は、ひと月に満月が2回あり、2回目の満月は31日である
この月は2020年で地球から最も遠い満月である
今年地球に最も近い満月になったのは、4月8日だった
4月のビックムーンに比べ、今月31日の月は、視直径で約14%小さく
明るさは約30%暗くなる

もし地球を回る月がなくなってしまうと、地球の自転を鈍らせることが
出来なくなり、地球は超高速で自転をはじめる
そして1日の長さは今の約3分の1となってしまうという

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