普通でないと思うこと

普通でないと思うこと

ネットニュースを眺めていると、見逃しがたい記事があった
それは神戸新聞の記事なのであるが

兵庫県警東灘署は8月26日、振り込め詐欺を実行しようとしていた
大阪府寝屋川市の会社員の男(21)を窃盗未遂の疑いで逮捕した
この男達はグループで、百貨店員や金融機関職員を装い、神戸市の
女性宅に「あなたの家族名義のクレジットカードが不正使用された」
「解約手続きのためキャッシュカードを用意して」などと電話し
会社員の男が女性宅を訪れてカードをだまし取ろうとした疑いが持たれている

この日、女性宅周辺では複数の「予兆電話(アポ電)」があり、警察署員が
警戒していたところ、白シャツに黒いズボン、革靴というきっちりした服装だが
靴下が短く、足首が見えていた同容疑者を署員が不審に思い、職務質問して
事件の疑いが発覚したという
さすが人を観察する能力に長けた警察官のお手柄といった事件である

この記事を読んだときにすぐに私が思ったことは
最近のサラリーマンで靴下が短い人は珍しくないということだ
電車で通勤している私だが、車内を見る限り若いサラリーマンの
半数くらいは靴下が短く、足首が出ているような気がする
更に感じていたのだが、この短い靴下を真冬になっても履いている
サラリーマンを結構見かける
最近では毎冬見ている風景だが、見ている私が凍りそうな位、寒くなっている

きっと捕まった男は靴下だけでなく、見るからに違ったのだろう
靴下が短いだけで不審者扱いをすると、つい最近の西日本の猛暑もあるので
きっと恐ろしい人数が該当してしまうだろう

この記事を読みながら私自身が「普通じゃないと思う恰好」を考えてみた
そしてたどり着いたのが、真冬時の短い靴下と夏のニット帽である
この二つはおじさんにとって、どう考えても理解に苦しむものである
私が警官だったら、この格好の人は職質させてもらうだろう

体温計不足

体温計不足

つい最近まで知らなかったことだが、体温計が不足しているという
この状況はコロナ禍である現状を想定すれば、ある程度
イメージできないことではないのだが、実際に自身に関係しないことを
あまり考えたりできない私は、使用していた体温計が壊れてしまったことで
この事態に気づくことになったのである

調べてみると、よりリアルな実情がわかってきた
医療用体温計の不足はある程度想像できるが、家庭用体温計の不足は
学校や会社での検温の義務付けが行われたことが一因のようである
一家に一個が基本である体温計だが、一人暮らしの学生や会社員にとっては
これまで不要のものだったのかもしれない

わたしも自身が一人暮らしをしていた時を思えば、体温計は持ってなかった
風邪をひいたら病院に行って計測してもらったし、普段検温する習慣もなかった
だから当時体温計は、持ってなくても困るものではなかったのだ

それが今回のコロナ禍で、検温が重要なひとつの指標となった
そのため企業や学校などが出勤前、登校前やテレワーク開始前に
検温と体温の報告を義務付けたことで、一気に需要が広がったのだ
更にこれで、一家に一個では足りなくなったことも想像できる

マスクと同じで、ネットではとんでもない価格で売られているものも出てきている
更にはデジタル式の体温計用電池も不足し始めてきたという
こんな情報を聞いてしまうと、差し当たってすぐに必要でない人まで
何処かで見かけた際は買っておくようになるので、品不足は加速してしまう
これまで何度も繰り返されてきた悲しい浮世の性なのである

各メーカーは二月以降、異例の増産態勢に入っている
更に国内での生産を増強すると発表したメーカーもあった
今現在では通常の2倍近い生産を行っているというが、まだ小売店からの
注文数がはるかに多いので、品薄解消時期は見通せないのが現状のようである

私も困るのだが、きっともっと困っている人に行き届いてないと想像できる
2月から続いているというから、もはや不足し始めて半年になろうとしているのである
ようやく最近になり、マスクが普通に手に入るようになったように
体温計不足も早めに解決して欲しいものだと思うしかない

特別定額給付金の申請で思わぬ事態に

特別定額給付金の申請で思わぬ事態に

すったもんだはあったが、政府は新型コロナウィルスの経済対策として
対象者1人につき10万円を給付する特別定額給付金を決めた
この給付金は、受給権者である世帯主が申請し、問題なければその後
受給権者の口座に振り込みが行われるといったものだったと記憶している
私も少し前に受け取ったが、一部の特需産業を除けばコロナによる社会全体の
景気後退の影響は避けられないので、有難くいただいたのだった

只、当然だがコロナの影響は職種によって大きく違う
特需のように儲かっているところもあれば、その真逆もある
この10万円ではとても追いつかない人も大勢いることは
どんなに世間に疎い人たちでも、当然理解しているだろう

この特別定額給付金で思わぬ事態が起きているようだ
私は同じような2つのニュースを見聞きしたが、もしかしたら
私の知らないところでたくさん同じようなことが起きているかもしれない
そんな気がしてくるようなニュースである

最初は私の住む静岡県の富士署での話だ
JR東京駅から「岐阜まで行けますか?現金で払います」などと言って
タクシーに乗り、富士市の東名高速道下り富士川サービスエリア(SA)で
車を降りたまま、戻らなかったという男が逮捕された
この事件だが、まず車内に残された遺留品などから逃げた容疑者が特定された
その後、男は逃走中で所在は不明だったが、特別定額給付金の申請状況を照会し
住所を判明して突き止めたのだという

それからもう一つは東京の話である
過去にお釣り用現金の管理に使われる機器から金を盗み
姿をくらましていた窃盗犯が、特別定額給付金を受給しようと現住所に
届け出たことがきっかけとなり、所在が判明し逮捕された
この容疑者は、給付金の申請はこれからだと言っており
「留置場でも受け取れるんでしょうか?」と話しているのだという

オチまで付いたような話だが、正直私にはあまり笑えなかった
社会的弱者ほどコロナによる不況の影響が深刻な人が多いからである
まさか特別定額給付金にこのような犯人を探し出す効果があるとは
誰も予想だにしなかったであろう
しかしよくよく考えてみれば、お金に困って犯罪を犯すような人は
当然、給付金が必要なのだと考えるほうが自然なことだろう