カメラが壊れた?

カメラが壊れた?

先日写真を撮りに出かけ、約3時間ほど歩き回り
もうおしまいにしようかと考えていた時に、急にカメラが変になった
もう何十年も写真を撮っているが、フィルム時代にカメラが
壊れたことは過去一、二度あったと思うが、デジタルカメラが変に
なったことは初めての経験だ

その症状とは、まず一枚写真を撮りその画像をプレビューで
確認すると、問題なくしっかりと写っている
それから、もう一枚写真を撮ると映像がズレたように写っている
そしてしっかりと写っていたはずの一枚目は存在しないのである

何度も確かめたが、必ず同じような症状になってしまう
レンズも変えてみたが、症状は変わらなかった
レンズに問題がないようだから本体に原因があると思い
早速修理をお願いした

修理代がいくらになるか?
ヒヤヒヤしながら連絡を待っていると、遂に電話が鳴った
恐る恐る出てみると、電話の相手が話し始めた
「多重露光のスイッチが入っていたことが原因です
他も点検しましたが、問題はありませんでした」とのことであった
結局は往復の運賃だけで出費は済んだのだが、拍子抜けする内容と
自身の間抜けさに、只々笑えてきたのだった

よくよく考えてみたら、私の変になった症状は多重露光そのものなのだ
多重露光とは、一枚の写真に何枚かを重ね合わせる撮影方法で
夏の夜空を彩る花火の写真撮影などに使われたり
心霊写真風の写真の作成もできる手法なのである

一枚の写真に複数の画像を重ね合わせるから、意識しなければ
少しズレたりするだろうし、重なった画像が最終的に残るので
最初の画像が消えるのだ
今になって冷静に考えればこのようにわかるのだが
全く使用しないモードに無意識にスイッチが入ってしまうと
すぐに原因はわからなくなってしまう

今回は自分の間抜けさを反省するのと同時に
単に点検に出したと思い、異常がなかったことで安心したと
思うようにしたのであった

102歳の退職

102歳の退職

新聞の片隅に小さく載っていたニュースに驚くと共に、すごく興味を持った
この程アメリカのインディアナ州では、最高齢州職員が引退を決めたそうだ
その年齢を見てびっくりしたのだが、何と102歳であった
これまで元気に仕事をしてきたことが私にはびっくりである

この御方、州の測量技師として働いてきたのだが
足が悪くなったことで引退を決意したのだと書かれていた
自身が引退を決意したということは、定年とかではないようである
恐らく日本では制度的に考えられないことだと思う
日本とアメリカでは定年制度が違うのだろうか?
気になってちょっと調べてみた

今まで気にも留めなかったことだが、調べてみると日本とアメリカでは
だいぶ違うことがわかった
勝手な思い込みで、同じようなものだと思っていた私にとっては
かなり意外だったこの結果は、大変興味深いものであった

アメリカでは法律により雇用主が、雇い入れや労働条件などに関して
年齢を理由に差別することは禁止されている
なので例えば、「60歳で辞めてもらう内容の契約」は無効なのである
一部定年制が許容されているのは、公共交通機関の業務や
警察官、消防士などだけのようである

だからといってアメリカでは皆がこのような年齢まで
働いているというわけではない
最近のデータでは、就労している人たちがリタイアしたいと
考えている年齢の平均は66歳だという結果もあるし
アメリカの退職年金の満額受給年齢は65歳だというから
何となく日本と同じくらいだと言えるかもしれない

そう考えるとこの測量技師の方の102歳は、やっぱり凄いと
思わずにはいられない
そしてこの方は体力的にも若いのだが、気持ちも若い
リタイヤ後は読書と農作業に時間を使いたいとおっしゃっている
そして、第二次世界大戦時に軍人として行った南太平洋の島々への
旅行も計画しているという

とても素敵な人だと思った

VRを使った牛の飼育

VRを使った牛の飼育

ネットニュースにかっこいい写真が付いた記事を見つけた
それが下の写真だが、一昔前のCDジャケットにありそうだと思えた
一頭の牛が、めがねのようなものをしている写真である
あまり見たことのない絵なので、一瞬ギョっとはするのだが
よくよく見ると、そんなに違和感は感じなかった

このメガネのようなものは、モスクワ州農業・食糧省が開発した
VRヘッドセットだという
「VR」とは仮想現実(バーチャル・リアリティー)の略である
コンピューターで作り出された風景などをあたかも現実のように
体験できる技術である

そして下の写真のヘッドセットをした牛が一体何を
しているかというと、テレビを見て遊んでいるわけではなく
牛乳の品質や量を向上するための酪農用VRの導入に伴い
牛に仮想現実(VR)を体験させる実験を行っているのである

何でもオランダのワーゲニンゲン大学の研究では、牛の飼育環境は
健康に大きな影響を与え、その結果、生産される乳の品質と量にも
大きな影響があるとされている
スコットランドでは、牛の感情がポジティブなものになると、牛乳の
生産にもポジティブな効果が表れるという報告もあるのだという

このVRヘッドセットを装着すると、牛たちは穏やかな
夏の牧草地を体験できるようで、モスクワ州農業・食糧省は今後、牛乳の
生産量が増加するかどうかを実験していく方針だという
現実の生活環境を近づけることは相当大変だと思うが、VRであれば
比較的低コストで仮想の環境を整えられそうだから
なかなかのアイデアに思えた

同時に私には、牛たちをなんだか騙しているような気もしてしまった
そして飼育環境が感情に与える影響が大きいのであれば
ヘッドセットを外した時の牛さんたちの気持ちのへこみようは
それはそれは大きいだろうと思ってしまった
そして飼育期間は、四六時中装着しないくてはいけないのであれば
一生騙されているようで、それもまたとてもかわいそうな
気がしてしまうのだが…