ハウス・オブ・グッチ

ハウス・オブ・グッチ

2021年製作のアメリカ映画
「クライ・マッチョ」と同日に日本公開されたこの作品も
巨匠と呼ばれる監督の作品であった

現在84歳のリドリー・スコット監督があの有名ブランドである
「グッチ GUCCI」の闇を描いたサスペンス作品である
どこまでかは不明だが、実話を基にしたサラ・ゲイ・フォーデンの
ノンフィクション小説「ハウス・オブ・グッチ」が原作となっている作品である

リドリー・スコット監督はSFからサスペンスまで
かなり作品の守備範囲が広いので、そのすべての作品を観ることは
私にはかなり難しいのだが、名前を見るといつも気になる監督である
最近観た作品で事件を基にした「ゲティ家の身代金」も本作と同様に
サスペンス作品だったが、スリリングで面白かった

最近は私も歳を取ったこともあり、100分くらいの上映時間の映画が
快適に感じるようになったのだが、この作品は上映時間159分の大作である
好ましく思える100分にあと1時間プラスされるのはかなり長い感じがする
そんなことを思いながら鑑賞したのだが、すっかりストーリーに入り込んでしまい
尺の長さは全く感じなかった

作品がとても面白く思えるのはストーリーの上手さもあると思うが
キャスティングのハマり具合も大きいと思えた
グッチ家の崩壊を招いた主役(?)であるパトリツィア・レッジャーニを演じた
アダム・ドライバーは期待通りだったが、その妻を演じたレディー・ガガには
正直びっくりした
わたしはレディー・ガガの出演する作品を観たのは初めてだが
適役すぎて全く違和感などなかったし、彼女を見ていてかなり作品に
入り込めた感じがした

アル・パチーノもちょっぴり間抜けで味のある役に合っていたと思うし
もっと間抜けな役であるその息子を演じたジャレッド・レトが絶妙に
効いている作品だと思えた

どうでもよい話なのだが、アル・パチーノのセリフに「御殿場」が
出てきたことに強い衝撃を受けた私だった

近所のポスト2

近所のポスト2

12月の写真も玄関とは別の位置にポストが置かれていたが
このお宅も少し普通とは違った場所にポストが置かれていた
しかも作り付けのポストが外壁に埋め込まれていた

2件とも大きな通りに面した場所につけられているので
郵便屋さんは配達しやすそうだ

クライ・マッチョ

クライ・マッチョ

個人的には今年最初の注目作である
クリント・イーストウッド監督は1930年生まれなので
たぶん今91歳だと思うが、この年齢で監督・製作・主演を務め
ハリウッドの第一線でバリバリやっていることがすでに奇跡だと
思う人は圧倒的に多いはずである

これまでヒーローからダークヒーロー、平凡な一般人、ろくでなし、犯罪者などなど
色々な作品を監督し見せてくれたが、一貫していることは描かれた主人公は
自分の信念を貫く骨太な生き方をしていることだ
これはクリント・イーストウッド自身の映画に向かう姿勢とも重なっている
そしてその人物像は、私の憧れともピッタリ重なっている

今回も期待通りの素晴らしい世界を見せてくれている
人と人が作り出す言葉にできないような生き生きとしたシーンの連続だ
かつてはロデオ界のスターだったが、今ではすっかり落ちぶれた年老いたカウボーイのマイク
(クリント・イーストウッド)が昔の雇用主に依頼され、メキシコで元妻と暮らす10代の
雇用主の息子・ラフォを連れ戻しに向かう
アメリカからメキシコそしてメキシコからアメリカ国境手前までの道中が
描かれた作品となっている

途中で起こる出来事は人生と同じで突然だし、いいことも悪いことも混ざっている
体力だけでは乗り越えられないし、体力がないと乗り越えられないこともある
老人と少年が奇跡のバランスでそれらを乗り越えていく様が
ユーモアを交えながら描かれている
全編にわたり交わされるセリフも洒落ている

流石に俳優イーストウッドの動きには年齢が感じられ、ゆっくりに見えるが
それはこの映画で監督が伝えたかったポイントとは全く違うので
私は気にはならなかった
そんなことより世界一カウボーイハットの似合う男が
自身の原点となる風景を色濃く残したメキシコを旅する映画である
マイクを演じるのは、やっぱりイーストウッドしかいないのだ

映画の中で愛犬の調子が思わしくない夫婦の相談に
「残念だが歳にあらがうことは出来ない。のんびりさせて
一緒に眠ってやると良い」と告げるシーンがある
上手く言葉では理由が説明できないのだが、このシーンは
ただのセリフと流すことが出来なかった

今でも会社で飼っている14歳のラブを撫でている時、そのシーンを回想している