アーヴィン・アルディッティ 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル

アーヴィン・アルディッティ   無伴奏ヴァイオリン・リサイタル

7月7日に静岡AOIで開催されたリサイタル
この奏者は知らなかったのだが、演目にバルトークの無伴奏
ヴァイオリン・ソナタ他と書かれていたのでそれだけで
チケットを購入してしまったのだ

私は基本的に自分が観た映画や演劇、美術展や写真展については
ブログに書き留めたいと思っているのだが、あまりに難解なものは
書けないことがある
実際今までで、鑑賞した3つの演劇については書くことが出来なかった
このリサイタルも4つ目候補で今まで書くことが出来なかったが
何とか書き始めた次第である

リサイタルの1曲目はバルトークだったのだが
その他の演目は全て現代音楽だった
当然私は聞いたこともない楽曲ばかりだった
バルトーク他の他をベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス
チャイコフスキーなどの楽曲だと勝手に思い込んでいた私にとって
このラインナップは新鮮であり、どこか耳に引っかかるような感じがした

折角だからと思い、この「現代音楽」とはどういったものなのかを調べてみた
西洋クラッシックの流れにある20世紀後半から現代までの
音楽の総称であるようだ
定義は非常に曖昧で抽象的であり、様式によって区分されたものではないので
より自由な音楽ということになる
そして調性をはじめとする従来の音楽様式を否定し、更新した先鋭的な
音楽を指すことが多く、最も顕著な特徴は無調への傾倒と
不協和音の多用であるとあった
耳に引っかかる音という点では納得できた気がした
やはり全く知識なしで聞くにはかなりの難敵であった

アーヴィン・アルディッティの経歴を見るとその華々しいキャリアから
かなりの卓越した技術を持った奏者であることが伺える
現代音楽のヴァイオリン奏法の可能性を探求し、現代音楽についての
書物の執筆もしているような人であった

私がこの音楽を楽しむことが出来るようになるには
もう少しお勉強が必要だと痛感したのであった

琉球弧の島唄

琉球弧の島唄

静岡AOIで開催された琉球島唄のコンサートに行った
観客はほぼ満席だった

私は沖縄出身ではないのだが、沖縄の歌がとても好きである
たくさんのミュージシャンにカバーされている
「花」がとても有名である喜納昌吉&チャンプルーズだったり
同じジャンル「ウチナー・ポップ」に挙げられる
りんけんバンドやネーネーズなどが好きである

沖縄に行った際は必ずネーネーズの出演するライブハウス
「島唄」に寄るようにしているほどだ

そしてBIGINやかりゆし58、モンゴル800など沖縄出身の
現役バンドも好きなのであるが、彼らの楽曲の中では沖縄を強く意識した
曲が特に好きである

そんな沖縄のミュージシャンも含め、ほどんどの人達が
聞いて育つという沖縄県の民謡のコンサートであった

一口に沖縄と言っても、色々に分類されているようだ
今回は、奄美・沖縄・宮古・八重山の民謡を
それぞれの達人達が集まり、全てを聞くとこができる貴重な
コンサートであった

各地方の民謡を聞き比べると、確かに違っていた
言葉が標準語ではないので、歌詞は全く理解できない
だから私には、歌っているものや表現の違いまでは解らないけれど
明らかに各地域でリズム(調子)の違いがあることは理解できた

今は沖縄県となっているが、これらの地方は独立した島であるので
陸続きとは違う
だから各島で歌われる民謡も違いがでてくるのだろう
そのあたりは、沖縄独特の特徴だと思う

会場には沖縄出身のお客さんが結構詰めかけていた
アンコールではそんな人たちが、立ち上がって踊っていた
大変盛上がったコンサートであった

カニサレス・フラメンコ・クインテット X 福田進一

カニサレス・フラメンコ・クインテット X 福田進一

日本のクラッシックギター界を代表するギタリストである福田進一さん
毎年趣向を凝らしたステージで、一度は静岡AOIに来てくれる
私はここ何年か聴かせてもらっているが、非常に繊細で
美しい音色にいつも感動させてもらっている

そして今年はスペインのフラメンコギター界の重鎮である
カニサレス・フラメンコ・クインテットと共にコンサートを行った
チケットは完売となっていて、当然客席は満員となっていた

ステージは前半はカニサレスと福田さんが二人でギターを弾き
後半はカニサレス・フラメンコ・クインテットのステージであった
私はフラメンコギターの世界を知ったのはパコ・デ・ルシアからである
彼の活躍はフラメンコに限らなかった
チック・コリア、カルロス・サンタナなどのビックネームのと共演や
レコーディングを行い、ジャズ/フュージョンのファンからも認知を得た
正にフラメンコギター界のカリスマであった

どうしてパコ・デ・ルシアの話が出たかというと
パコは2014年他界してしまったのだが、そのパコ・デ・ルシアの
バンドでカニサレスは、10年間セカンドギターを務めていたのだ
この経歴は特筆に値するだろうし、もはや間違いのないことの証明である

そんなカニサレス・フラメンコ・クインテットのステージを
今回初めて見させてもらったのだが
演奏が素晴らしいのはもちろんのこと、ダンサーの踊りあり、歌ありで
大変に見ごたえあるステージであった
そして打楽器や手拍子を巧みに利用しており、5人編成とは思えないほどの
バラエティー豊かなステージであった
演奏の間は自分が今スペインに居て、静岡にいないのでは?
と錯覚するような気分であった