ミッシャ・マイスキー 70歳記念演奏会

ミッシャ・マイスキー 70歳記念演奏会

世界的なチェリストであるミッシャ・マイスキー
今秋来日し、各地で彼の70歳を記念する演奏会が開かれた
そんな演奏会の中で、私が行ったのはサントリーホール
前々より一度行きたかったコンサートホールである

そしてミッシャ・マイスキーの生演奏を聴くことも初めてだ
チェロの音色が大好きな私にとって、ヨーヨーマとマイスキー
のCDは、普段より本当によく聞いている
そんな憧れのチェリストの演奏を、生で感じることができる
この機会を前々より本当に楽しみにしていた

1986年の日本デビューから今回で50度目の来日であるという
そして70歳を記念した演奏会でもある

プログラムは3部構成であった
まず最初の1部目は、ミッシャ・マイスキーだけが一人ステージに上がる
そしてバッハの「無伴奏チェロ組曲」の独奏から始まった
私はもう擦り切れる程聴いているチェロ独奏の大代表曲である

大きなホールに響く一台のチェロの音色
そして初めて見る世界的チェリストの指使い
それを、これだけ音響の良いサントリーホールの
5列目で聴くことができ、感無量だった
もはやこれだけでも料金以上の感動があった
普段CDで聴いているだけでは分からなかったが
かなりの難曲であることが、目の前の指使いで理解できる

2部は娘であるリリー・マイスキーのピアノが加わり
ショスタコーヴィッチのチェロ・ソナタであった
私は初めて聴く曲だと思うが、軽快な曲であった

そして最後の3部ではさらに、ヴァイオリニストである
息子のサーシャ・マイスキーが加わり
チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」が演奏された

3部とも全て本当に素晴らしい演奏であった
そして自らの誕生日をこんなに素晴らしい演奏会で
一緒に祝ってくれる子供がいることはとても素敵で、羨ましいことだと思った

 

反田恭平 ピアノ・リサイタル

反田恭平  ピアノ・リサイタル 全国ツアー2018-2019

おそらく日本のクラッシック音楽のピアニストで
ソロで全国ツアーを行うことができ
さらに地方の市民会館を満員にできる人は大変少ない
そんな本当に限られた人の中で、今最も注目されている
ピアニストだと思う それが反田恭平さん

若手登竜門、第81回日本音楽コンクールで名だたる有名音楽大学から
出場した精鋭を押え、高校生で堂々一位(男性では史上最年少)となった
いわゆるエリートとは一線を画す生い立ちなのだが、その実力と感性は
規格外だ

現在23歳の若さなのだが、既に天才ピアニストと呼ばれる彼のリサイタル
私は大変幸運なことに抽選でチケットをゲットでき、行くことができた
チケット料金は3500円と申し訳ないほどのリーズナブルな価格だった
会場はアクトシティー浜松の中ホール、予想通りお客さんは満員であった

この日の演奏曲は全てベートーベン
おそらく誰もが知っている大音楽家である
そしてクラッシック音楽に革命を起こした作曲家でもある
それまで宮廷や貴族のためのものであったクラッシック音楽を
大衆向けの音楽として作曲し、演奏した最初の音楽家である
私は勝手に、そのあたりは反田恭平さんが好きそうな音楽家だと思うのだ

私にとってソロピアノ・リサイタルを聴く初めての機会であった
あまり知識のない私にも、素晴らしい演奏であったことは理解できる
そしてステージ上に置かれているたった1台のピアノ
このピアノの音が、何千人もの聴衆の心を掴み
これほどまで感動させることができることに改めて驚いた

 

ジャー・パンファン二胡コンサート

ジャー・パンファン二胡コンサート

著名な二胡奏者であるジャー・パンファンのコンサートに行った
会場は清水マリナート、13時30分開演であったが
この日の午後は台風が直撃するという予報が出ており
15時からは電車が間引き運行となる日であった
 
ジャー・パンファンさんは、毎年1度この会場でコンサートを
開いているそうだが、私は初めて知った
客席は年齢高めの女性が大半で、おそらくご自身も二胡を
演奏しているような人たちが多いと思った

二胡は中国の伝統的な擦弦楽器の一種だが
私はどうやって音が出るのか仕組みをよく知らない
ヴァイオリンのように弦を動かすことによって音が出るのだろうが
その先のことは全く解らない
そして比較的小ぶりな楽器だが、私は近くで見たこともない
当然、触ったことも手に取ってみたこともない
私の中で二胡は未知の楽器である

しかし、仕組みはわからないが音色は素晴らしい
目を閉じて演奏を聴いていると、あまりの気持ちよさに
眠ってしまいそうになる
私は素朴で郷愁誘う音色だと思う
暖かく、それでいてどこか寂しい気持ちにもなる
人の琴線に優しく触れるようなとても魅力ある音色だ

中国の曲も何曲か演奏されていたが、二胡の音色が
とても曲によく合い、特にしっくりきた
そして、中国の大草原が映像となって私の頭の中に浮かび上がった

初めて行った二胡のコンサートは、他の楽器のコンサートの
どれとも異なっていて、新鮮であった