起きて

毎朝同じ時間、同じ車両の電車に乗っていると
毎日見かける顔が多い。
そのうちにこれら常連の乗車区間などもわかってくる。
あの人は○○駅から乗って○○駅で降りるなど
どうでもよいことなのだが、こういうことほど無意識に覚えてしまう。

当然寝過ごした時もわかってしまうのだ。
そんな時、悪いのだが面白く思うと同時に、もどかしさを感じてしまう。
教えてあげられればよいのだが、対処方法が微妙で難しい。

一度も話をしたこともない人に声をかけ、いつもの駅に
着いたことを知らせるのには、相当の勇気が必要だ。
それに、たまたま行き先がいつもと違い余裕があって
寝ているのであれば、声などかければとてつもなくありがた迷惑
な行為となってしまう。

そんなことで、じっと様子を伺う事しか出来ないでいると
暫くして、アクションで寝過ごしたことを教えてくれる。

一瞬がっくりし、すぐに電話をかける人
すぐに座席から立ち上がり、次駅まで扉の前に立っている人
あきらめて次駅(次に起きた時)まで再び目を閉じる人

私はこれまでに3度寝過ごした人を見たことがある。