マルティナの住む街
2011年制作のスペイン映画
たぶん日本では、EU映画祭で公開されていた作品だったが
劇場では未公開であった作品だ
結婚式当日に花嫁に逃げられた男ディエゴは、失意の中
一人っきりで結婚式を済ませる
(というか参列客に謝ることになった)
すっかり落ち込んだディエゴを結婚式に参列した
いとこ2人フリアンとミゲルが慰めるのだが、酔っ払いながら
ディエゴの気晴らしに、3人が昔住んでいた
懐かしい故郷の町へと行こうと決めるのだった
そして男3人で、故郷の町への旅をするといったストーリーになっている
その街が、ディエゴの10年前の恋人である
「マルティナの住む街」なのである
その街で3人が夏を過ごすのだが、その過ごしかたにも
3人の個性が表れていて面白い
ディエゴは、10歳の男の子ダニと暮らすシングルマザーの
マルティナと再会し相変わらずの美しさに、もう一度恋をしてしまう
結構ちゃっかりしている
アフガン派兵で片目を失い、そのせいもあって内気なミゲルは
少し変わった性格の10歳の男の子ダニと仲良くなる
敏腕セールスマンのフリアンは、旧友が酒に溺れ身を持ち崩し
実娘に売春をさせて生活しているのを何とかして更生させようとする
ラストのシーンで登場人物が一堂に会し、広い庭で朝食をとるのだが
3人のダメ男が惹きつけた不思議な縁のようなものを感じた
よくよく考えてみると、全てにおいて明るい題材の映画ではないのだが
軽快なコメディーに仕上げられているので、観やすい作品だった
このさらっとしすぎていることが、劇場未公開となってしまった
原因かもしれないなどと思った




