マーシュランド
2日連続でスペイン映画について書いている
この作品は2014年の制作で、スペイン映画賞の
最高峰であるゴヤ賞の作品賞や監督賞などを
受賞したミステリー作品だ
前日のブログに書いた「マルティナの住む街」では
花嫁に逃げられた男のバカ親友として敏腕セールスマンを
演じていたラウール・アレバロが、本作では
渋い刑事役で主演している
この作品オープニングの映像が、湿地帯を空撮したシーンであったが
この映像がとても興味深い映像であった
入り組んだ緑地と水でできたその風景は、まるで芸術作品のようだった
映画を観終わってから思ったのは、この映像と映画の内容を
思い浮かべた時、複雑で一筋縄でない人間関係をイメージできた
ストーリーはよくある刑事ものと言ってしまえばそうなのだが
私はあまり見たことない感じのコンビものであった
その理由としては、2人の人間関係が新鮮だと思った
よくあるのは、互いが仲良くて助け合って事件を解決するものや
その逆で、折り合いの悪い二人が事件を解決し、そこで互いを
分かり合うものなどだが、この作品の二人はどちらでもない
最初からあまりお互いのことを知らないし、結局最後までよく
知らないままであった
それどころか互いをどことなく信頼していないし、どちらかと言えば
関わりを持ちたくないと思っている
しかし、仕事である捜査は何とか協力して普通に行っているのだが
もはや、この人間関係に緊張感がある
そして若い刑事の妻は出産を控えているので、出張中の刑事は
妻に電話をし、体調を気づかっている
ベテランの刑事は病気なのか?血尿をし、薬を飲みながら
職務をこなしている
そんなそれぞれの個人的な背景もストーリーを飾っている
そのような2人の刑事が、スペイン・アンダルシア地方で起こった
少女連続雑人事件を解決するといったミステリー作品なのだが
登場する人物も一癖あるものばかりで気が抜けない
ラストシーンも謎めいていて、雰囲気があった




